いよいよ、明治時代に看護の道を切り開いた一ノ関りんと大家直美の物語がスタートです!
「ばけばけ」と同じような時代ですが、今度は栃木県と東京です。
見上愛さんと上坂樹里さんのW主演、どうなっていくのか楽しみですね!
それではここからは、朝ドラ『風、薫る』第1週をネタバレありで詳しく紹介していきます。
第1話ネタバレあらすじ 栃木のりん、東京の直美
明治15年、文明開化で東京の町は目まぐるしく変わっています。
しかし、栃木県那須で暮らす一ノ瀬りん(見上愛)と妹・安(早坂美海)のまわりはそうでもなく…。
姉妹ですごろくで遊んでいると、母・美津(水野美紀)からは、なぎなたの練習をするように叱られてしまいます。

「すごろくなど何の役にもたたない」と言う美津に「母上、なぎなたも今はもう役にたたないのでは?」と、りん。
痛いところを突かれた美津は「一ノ瀬家といえば、代々筆頭家老の家柄」と決まり文句で応戦します。
そこへ、とうの昔に士族をやめた父親・信右衛門(北村一輝)が申し訳なさそうに「私に嫁いだばかりに苦労かけるなあ…」と現れました。
美津は慌てて謝り、りんと信右衛門は目を合わせて笑います。
信右衛門が突然家老をやめたのは、明治維新の前。りんは元家老の娘として、のほほんと育ちました。
ある日、りんたちが畑仕事をしていると、幼なじみの虎太郎(小林虎之介)の家族が通りがかりました。一ノ瀬家に対して深々と頭を下げて挨拶する虎太郎の父親は、もと足軽。

虎太郎の父親…つぶやきシローさん!そういえば、栃木県出身でしたね…。
りんたちがそろそろ帰ろうとしていると、遠くから「ご家老様~!」と中村義正(小林隆)が走って来ました。中村は信右衛門の元陪審(ばいしん)で現在は栃木県の役人、口癖は「ござる」。
中村は一ノ瀬家にやってきて、信右衛門と何やら込み入った話をしています。りんに聞こえてきたのは「今のご家老様のお姿を、泣き殿がお望みだとお思いですか」と言う中村の言葉。
中村が帰って行くのを追いかけて、りんは、何故信右衛門が武士を辞めたのかを聞きました。すると中村は「ご家老様は、立派な武士でござる」とだけ言い、帰って行きました。
その晩、信右衛門はりんに縁談の話がきていることを話します。家の婿取りをしなくていいのかと聞くりんと、自分がその縁談を引き受けたいという安。
美津は、安に嫁がせて、りんには婿取りをと言いますが「娘に継がせるものなど、私には何もない」と信右衛門。
翌日、りんは近くの村で「コロリ」が出たことを、虎太郎から聞きました。

感染症のコレラ!当時は「三日コロリ」と言われ、恐れられました…
一方、東京府では、文明開化に不満を持ちながら働いている、大家直美(上坂樹里)の姿がありました。

直美は、町を歩いていると「美人だけど変な格好、みなしごだって」と言われ、「いかにも、私が、みなしごで耶蘇の貧乏女、大家直美ですが…?」と言い返していました。

耶蘇とは、キリスト教徒を指してします。直美さんは、なかなか気が強いですね。
第2話ネタバレあらすじ「翼と刀」
りんと安は信右衛門から書の手ほどきを受けますが、どうにも祭囃子が気になってしまいます。
信右衛門は「己が頭で考え、行先を決めるのが大事。これからは学問を怠ってはいけない」と言い、更に「学ぶことは、ときに、世を渡る翼となり、身を守る刀となる」と。
しかし、やはり祭囃子が気になるりんと安のために、祭りの準備をすることにしました。
そして、みんなで祭りを楽しんだその晩、美津は信右衛門に自分も畑を手伝うと言います。しかし、「ならん。私はこの白い手が好きなのだ」と信右衛門。


信右衛門さん、お嬢様の美津が大好きなよう…
一方、東京の直美は仕事で失敗が続き、まともにお給金をもらえないどころか、雑用を押し付けられてしまいます。英語が少し話せる直美は英語で「ふざけるな」と言い、涼しい顔をします。
ちょうどその頃、縁談の話のために東京に来た美津と安が、スリに遭ってしまいました。そこへ直美が通りかかり、「スリなら金持ちから盗め、こんな田舎者から…」と、スリを捕まえました。
財布は戻りましたが、悪態をつくスリ。美津はスリを叱りつけ、直美にも「金持ちから盗めというのは間違いです!」と説教します。
そして栃木県那須の、りんの住む村でもコレラが出始めました。

コレラになってしまった家族を、遠巻きに見る近所の人たち。
更に、虎太郎の家でも母親が…。
避病院に運ばれましたが、治療を受けるわけではなく、コレラになった者を集めて見えないところへ隠すだけ、「行ったら帰ってこれない」という…。
第3話ネタバレあらすじ 正しいは難しい
りんは虎太郎のことが心配で避病院を目指しました。
虎太郎に会うことはできましたが、りんは、励まそうと思いながらも、虎太郎の手に添えようと伸ばした手を引っ込めてしまいました。

虎太郎は「うつすといけないからもう帰れ。一ノ瀬様まで村八分にするわけにはいかない」と言い、去って行きました。
りんは父親から「子のたまわく過ちて改めざる。これこそ過ち」と論語を学びます。「人は間違える。だが、過ちに気付いて改めないことこそが過ちである」と。
するとりんは、「間違えた…。やっぱり、虎太郎の手を握ればよかった。正しいけど、間違えた」と思わず口にします。
さらに信右衛門は「うそがつけず、思ったままの言葉が口からこぼれる癖は、いつか痛い目を見る」と、りんを諭します。
そして信右衛門は、家老を辞めたときのことをりんに話しました。
戊辰の戦の時、信右衛門が家老をし支えていた殿(藩主)は旧幕府軍から新政府軍に従うと決断し、そのおかげで村は戦火を逃れた。しかし、殿は徳川の恩を裏切る己が許せずひそかに自害。そして信右衛門は百姓になった。
江戸時代、徳川幕府から1万石以上の領地を与えられた大名が、その土地を統治する組織のことを藩といいました。家老は、その大名に仕える家臣団の数名のトップ。
信右衛門は、どうしたら良かったのかは今でもわからないと、「正しいとは、難しいのう」と言いました。
その頃、東京の直美は、教会の牧師・吉江善作(原田泰造)から伝道者になるよう勧められました。しかし「正しい。…で生きられる幸せな人が嫌い。伝道者のお金には惹かれるけど、私には無理です」と直美。

牧師の吉江は、それでも、幼い頃から神の教えを学んできたのだから向いていると言いますが、直美は「それは、教会の前に捨てられれば嫌でも…」と断ります。
更に自分は嫌いなものばかりだと「誰より、自分が一番嫌い」と言って、吉江を泣かせてしまいます。

吉江さんは、直美をとても大切に思っている…
第4話ネタバレあらすじ 信右衛門がコレラに!
信右衛門が倒れてしまいました。医者はコレラに感染しているとみて間違いないと言います。

信右衛門は避病院へ行くといいますが、りんはなんとか自分で看病しようとします。すると信右衛門は、自ら外の小屋に閉じこもりました。
そこへ東京から帰ってきた美津と安ですが、村の入り口で止められてしまいます。そこへ中村がやってきて、小さな声で信右衛門が倒れたことを話しました。
りんが1人で看病していることも…。しかし、家に帰ることはできません。

りんは水を汲んで小屋の前に置き、手ぬぐいを用意。ツルを折って小屋の中に投げ入れたり、励まそうと歌をうたったり。しかし、信右衛門はどんどん弱っていきます。
ふと目をさました信右衛門がりんに話しかけました。
「ようやくわかった。腹を切って許されるのは武士の世まで。これからは、情けないと言われようとも、生きていかなくてはいけない。生きろ、りん…。お前はきっと、やさしい風を起こせる…」
そして、つっかえ棒が倒れる音がして戸を開けてみると、信右衛門は亡くなっていました。
第5話ネタバレあらすじ りん、奥様になる!
東京の直美は、教会でメアリー(アニャ・フロリス)と一緒に英字新聞を読んで、英語を教えてもらっています。

会津藩出身の捨松(多部未華子)と、薩摩藩出身の大山巌(高嶋政宏)の結婚の記事でした。捨松は英語やフランス語を話す才女として、「鹿鳴館の華」と称されました。
「逆賊から貴婦人…」と直美が言うと、「玉のこし」とメアリー。
直美はアメリカに興味を持ち始め、メアリーにもっと英語を教えて欲しいと頼みました。
一方、りんの村では、信右衛門が亡くなって程なくして、コレラが落ち着き穏やかさが戻ってきましたが、安の縁談は、相手側の破産によりなくなってしまいました。
そして、りんの家では貧しくなる一方です。美津も畑に出るようになり、きれいだった白い手は泥だらけになり、立ち眩みを起こしてしまいます。
夕食時、美津が、りんに縁談の話があったといいます。

しかし、相手は18も年上で、りんと同じ年の息子までいるという…。運送業をしていて、お金持ちとはいえ、りんとは釣り合わないと、美津は怒り気味に言います。
そんなある日、りんの村に捨松と巌の馬車が通りかかりました。村の貧しい様子に驚く捨松ですが、夢は女学校を作ることだと言います。すると、考え事をしていたりんは馬車に気づくのが遅れ、ぶつかりそうになり、転んで掌をすりむいてしまいました。
捨松はりんの傷を見て、すぐに巌に水を持ってこさせ、白い綺麗なハンカチーフで手当をしてくれました。「清潔、だいじ、破傷風、気をつけねばならない」と。
そして、巌は父ではなく夫だと言います。日本語があまり上手ではない捨松に代わって、巌が「18、歳がはなれている」と説明します。
その頃、東京の直美は、占い師の真風(研ナオコ)から声をかけられました。「占いなんて信じない」と言う直美に「もう少しの辛抱。お嬢さんの願いが叶うよ。心から笑い合える人と出会える」と言いましたが、直美は「そんなの、ちっともうれしくない」とつぶやきました。

直美さん、不満だらけ…
りんは、手当してもらったハンカチーフを洗濯して眺めながら、大山夫妻のことを思い出していました。18も歳が離れていたこと、夫を呼び捨てだったこと…。
そして、釣りをしている虎太郎の所へ行きました。釣りのやり方を教えてもらい、縁談の話があったことを言うと、魚に引っ張られバランスを崩し、虎太郎が転んでしまいました。
掌をすりむいた虎太郎を、白いハンカチーフで手当てをしたりん。虎太郎は「りんは、俺の姫様だから」と言いりんの手の上に怪我した手を乗せてきました。りんはその手をそっと外し、微笑みました。
家に着いたりんは美津に、涙を浮かべて「母上、私結婚する、奥様になる」と言いました。
第1週の感想
心の声がつい口から出てしまうりんと、世の中に不満だらけで嫌いなものばかりの直美。この2人が、心から笑い合える仲になるようですね。
出会うのは、もう少し先でしょうか…。
それにしても北村一輝さんが、第1週で亡くなってしまうとは…。北村さんは、わりと恐い役が多いですが、こんな北村さんもいいなと思っていたので、残念です。
そして捨松役の多部未華子さん、似合ってますね!
捨松といえば、津田梅子さん達と女子教育や看護教の発展に尽力した人物なので、これから主人公の2人に関わっていくのでしょうか。
とにかく、まだまだ始まったばかり。次週も楽しみです!

