第22週、子供が生まれたことで、戸籍の問題を考え始めたヘブン。
しかも前例がないため、知事の許可がいるといいます。果たして、知事の許可はもらえるのでしょうか。
心配なのが、「物書きとしての自分は死んだ」と手紙に書いたヘブンの気持ちです。
それでいいのでしょうか…。
それではここからは、朝ドラ「ばけばけ」の第23週をネタバレありで詳しく紹介していきます。
第111話ネタバレあらすじ 名前は勘太!
トキとヘブンの子供の名前が「勘太」に決まりました。

「レフカダ」の「カダ」をとって勘太。そして勘右衛門の勘を「イタダキマシタ」とヘブン。
更にヘブンは、毎日家族に「カンタ ヨイトコロ ハッピョウ セヨ!」と、すさまじい親バカぶりも発揮します。
そんな中、トキとヘブンは正式に結婚するためにはどうしたらいいのか、熊本市役所を訪れますが、聞いたこともない職員たちはうろたえてしまいます。結局、その日は何もわからず、後日説明に来てくれました。

方法は2つでした。
- トキと勘太がヘブンの籍に入り、イギリス人として日本で暮らす。この場合、ヘブンの遺産は全て英国いきとなり、トキにも家族にもびた一文入らない。
- ヘブンと勘太がトキの戸籍に入り、3人とも日本人になる。この場合、ヘブンの外国人としての特権が失われ、海外に行くことが難しくなる。
どちらかを選ぶことは難しいと、悩むヘブン。
司之介は、「もう、もらい過ぎるくらいもらった」と、遺産のことは気にしなくていいと言います。トキはどちらでもいいと、大切なのは、「ヘブンの暮らしやすさ」だと言います。
ヘブンはロバートの家にも勘太を連れて行きますが、ロバートはあまり子供が得意ではなく…。しかもロバートは、ヘブンが日本ではもう書けないのに、日本人になろうとしていることを不思議がります。「自分の幸せについて真剣に考えるんだ」と。

日本人になってしまうと、海外に行って滞在記を書くことも難しくなる。
しかしランは、そんなロバートの発言に気を悪くしてしまいます。
その後ヘブンは、勘太を囲む家族の楽しそうな様子を見ながら、イライザからの手紙に返事を書きました。
「子供が生まれ新しい人生を歩き出した。私の役目は息子や家族の幸せを守ることになった。イライザ、長いこと待たせたがフィリピン行きは諦めたよ。物書きとしての私は…死んだ」

ヘブンは日本人になることを決めた。そして、家族のために自分の夢を捨てる…。
第112話ネタバレあらすじ 日本人になるために
ヘブンが松野家の籍に入るための手続きのためには、松江井役所での手続きが必要ということになり、トキとヘブンと勘太、そして司之介とフミも一緒に、久しぶりに松江を訪れました。
丈は錦織に、役所との交渉に協力をするように手紙を書いていましたが、それを読む錦織はかなりやつれてしまっています。そして、丈から送られたヘブンの著書を本棚に並べました。

同じような本が並んで…もしかすると、自分でも買っている?
トキたちは、宿をとるために懐かしの花田旅館を訪れ、久しぶりの再会をみんなで喜びました。
早速市役所に行くと、連絡を受けていた職員はきちんと調べており、2つの問題があると言われました。
1つは、トキの戸籍には銀次郎が夫として入っているため、銀次郎を戸籍から抜かないとヘブンは入ることは出来ない。

まだ抜いてなかった⁈
銀次郎がかつて会った「フトン」とわかり、銀次郎の名前を消そうとするヘブン…
ただ、トキはもともと雨清水家の生まれなのでそこに戻り、ヘブンがそこに入籍をするという方法もあるので、どちらかを選択することになる。
2つめの問題は、島根では前例がないため、ヘブンを日本人にして問題がないかを、県知事閣下・江藤にお墨付きをもらわないといけないということ。そして、あらかじめ聞いたところ「いけん!なして島根を捨てた者にお墨付きを与えないけんかいね」との答えだったという。

江藤さんを説得できる人を頼る他ない…
トキは、松江新報の梶谷と久しぶりに会いましたが、梶谷は食い逃げの記事以来県庁出入り禁止の状態だという。
梶谷の案内で来た家は、庄田の家でした。するとおサワが出てきました。思いがけない再会を喜ぶ2人ですが、なぜトキが庄田の家に来たのか、そして、なぜサワが庄田の家にいるのか…。
トキは庄田に江藤の説得を頼もうとしていました。そしてサワは、正規の教師となり庄田と結婚していました。
しかし庄田には、立場上、江藤にはむかったら校長の職を失いかねないと、断られてしまいました。
その頃ヘブンは、錦織の家を訪ねました。久しぶりの再会を楽しみにしていたヘブンは、外から明るい声で「ニシコオリサン!ニシコオリサン?」と呼びかけました。
しかし、家から出てきた錦織を見たヘブンは「ア…」と言葉を失ってしまいました。

第113話ネタバレあらすじ 「雨清水トキ」になる?
ヘブンは初めて錦織の家に上りました。
すっかり痩せてしまい、話す声も弱弱しい錦織。丈からの手紙でヘブンが何のために松江に来ているのか知っている錦織。ヘブンは、「知事・江藤からのお墨付きをもらう手助けをして欲しい」と願い出ました。
しかし錦織は、今の自分には知事からの信頼がないと、断りました。
ヘブンは錦織の後ろにある自分の書籍に目をやりました。

やはり、日本滞在記の後の本は同じものが2冊づつ…
ヘブンは仕方なく直談判をすることにしましたが…。
そんな中、司之介とフミが、タエに会ってきたと言います。そして、3人を雨清水家の籍に入れることを了承してくれたと言います。
するとトキが、何やら嬉しそうに「私、雨清水トキになるんだ」と言いました。

司之介とフミはキョトンとしますが、ヘブンは「ハハ…ワカッタ!」と言います。
しばらくしてフミもわかり、司之介に「丑の刻」「クサキ」と囁くと、3人で「ウシミズトキ!ウシミツドキ!」と声を合わせました。

怪談好きのトキですから!
しばらく喜んだ後、トキは両親にお礼を言いました。そして、「松野だろうが雨清水だろうが、父上と母上であることに変わりはない」と2人の手を握りました。
その頃、雨清水家では、三之亟がタエからその話を聞いていました。三之亟は、この家があることが役に立てて良かったと言います。
2人は苦しかったときのことを思い出し、雨清水の人間であることを恨めしく思ったときもあったが、それでも「生きてきてよかった、雨清水を残してきた良かった」と、しみじみと話しました。

亡き雨清水傳さんの遺影を見ながら…
そして2人で夕食です。三之亟は、一口食べてから改まってタエに言いました。
「失礼を承知で…。母上の料理が、このごろ…おいしいです、おいしいです!」

タエは、「私もそう思います。以前はひどかったですから」と言い、2人で笑い合いました。
一方、錦織は体調はすぐれないものの、学校にやってきました。
庄田と会うと、ヘブンとトキの話になりました。錦織が、知事の説得は断ったと言うと、「どうして…ヘブンさんが、お前のもとを離れていったからか?」と庄田…。

錦織さんは、そんなことを思ってはいないのでは?
第114話ネタバレあらすじ 「雨清水八雲」
ヘブンは知事・江藤宅を訪れ、日本人になるための許可をもらおうとしましたが、「怒ってなどいない」と言いながらも、熊本に行ってしまったヘブンを恨んでいました。

ヘブンのことを気に入っていたから余計に…。
トキは錦織に協力してもらおうと中学校を訪れました。すると、またサワと再会。そして錦織を見つけますが、そのやつれた姿に「お達者ですか?」とトキ。
トキは、錦織に話を聞いてもらおうとしますが、錦織はヘブンに断ったはずと言うだけです。やはりヘブンのことを怒っているから…と聞くトキに、「本当に…誰も何も分かっちゃいない」と錦織。
更に錦織は、ヘブンは日本人にはならない方が良いと言います。

どういうこと?
その頃、司之介とフミとヘブンとトキは勘右衛門を訪ね、雨清水家の戸籍にトキたち3人が入ることを報告し、頭を下げました。
すると、勘右衛門がタツの戸籍に入ったことが発覚。「上野勘右衛門」となっていました。トキのためを思ってのことでした。

おじじ様は本当に「おじょ」が大好き
勘右衛門は、いづれ養子をもらい松野を終わらせないようにと、司之介に言いました。
ヘブンが、勘右衛門に日本人の名前を考えていると言いと、勘右衛門は「雨清水八雲」と書きました

「八雲立つ 出雲八重垣 妻籠に 八重垣作る その八重垣を」古事記に載る、日本最古の和歌から取りました。
妻を籠らせる(一緒に住む)ために、幾重にも重なる立派な生垣を作って妻を守りたいという感情を表しているそうです。夫婦の縁結びや結婚の祝福、新居や新築の祝いの際に引用されます。
ヘブンはこの名前がとても気に入りました。
翌朝花田旅館で、久しぶりに米をつく音で目をさましたヘブン。
初めて泊まった時と同じように外へ出ると、朝の活気ある松江の物売りの声、宍道湖の向こうに見える朝陽。
しかし、ヘブンの様子がおかしい…。「どうして?」と自分に問いかけるヘブン。
すると「何をうろたえているんですか?」と錦織が声をかけてきました。
第115話ネタバレあらすじ リテラリーアシスタントとしての最期の仕事

錦織はヘブンに「何も感じなくなってしまったからじゃないですか?かつて、あれほど心を動かされたあの景色に、ヘブンさん」と言いました。
するとヘブンは、自分は「雨清水八雲、日本人」と錦織に言います。
錦織は、誰よりもヘブンの才能をわかっていました。知事に掛け合わなかったのは、ヘブンの作家としての人生を終わらせたくなかったから。
錦織は、熊本へ行ってからの著作も全部読んでいました。
しかしそのどれも「日本滞在記のような輝きがない」と言います。更に、ヘブンに詰め寄って「今のあなたは、もうこの国で何も感じることができない、何も書くこともできない」と。
その様子をトキも見ていました。
錦織は、トキにもヘブンにも「わかっているはず」と言います。

本当のヘブンは書きたい人だった!
そして錦織は、ヘブンはフィリピンに行き滞在記を書いてみたかったはずと見透かし「作家としてのあなたは死んだも同然」と言いました。
ヘブンもわかっていました。
自分のせいだと謝るトキに「イギリス人になれないだろうか」と錦織。
するとヘブンは「ダイジョウブ!ニホンデモ カケル!カナラズ カケル!」と。それでもヘブンを挑発する錦織に「見てろ!」と英語で言い、「ワタシ ウシミズヤクモ ニホンジン カケル!」と宣言しました。
それからのヘブンは、熊本に戻ってからも、一心不乱に書き続けました。

そして、ウグイスの鳴き声が聞こえ桜の花びらが舞う日、書き上げました。
実は、錦織はヘブンの執筆中に様子を見にきていました。そして「リテラリーアシスタントとしての最期の仕事だ」と、ヘブンを焚きつけたとトキに言いました。
その錦織から、江藤知事の承諾の判子を押した書類も届きました。その中に錦織のメモが入っていました。ヘブンは「ナンダ ヤッパリ」と言いましたが、英語で書いてあるのでトキにはわかりません。

私にもわかりません!
そして出来上がった本が、錦織のもとへ送られて来ました。
表紙には「東の国から」レフカダ・ヘブン著。
そして、ページをめくった錦織は、嬉しそうにニヤけました。そして数か月後、錦織はこの世を去りました。
錦織がニヤけたページには、「出雲時代の懐かしい思い出に。錦織友一へ」と記されていました。
第23週の感想
ヘブンのために敢えて厳しい言葉をかけた錦織さんが、亡くなってしまいました。
ヘブンの著書に自分のことが書いてあるのを見てニヤけた錦織さん、本当に嬉しそうでした。
2人の関係はうらやましいですね。
できれば、ヘブンが「ナンダ ヤッパリ」と言った錦織のメモの内容が知りたいですが…。
それにしても「ウシミズトキ」と丑三つ時…、すごく考えられていたことに驚きました
ヘブンの八雲は、史実でも八雲です。日本最古の和歌からの八雲、ヘブンも相当気に入ったのではないでしょうか。
そして次週から、やっと怪談が始まるようです。
