第2話では、久部は、久部版・シェイクスピアの「夏の夜の夢」をWS劇場で上演すると断言しました。
オーナーにはすでに次の店の構想があり改装の準備に余念がありませんが、久部はダンサーたちに、「どうせここを閉めてしまうんだったら一回トライしませんか?それで駄目ならそのとき諦めればいい」と説得。
リカは「とりあえずこの人に任せてみるのも、悪くない気がする」と言い、支配人は久部に「あんたに賭けてみる!」と。

まだ乗り気ではないのは、モネとトニー。
久部の大事な舞台装置も取り戻し、演出家・久部の反撃が始まります。それではここからは、第3話をネタバレありで紹介していきます。
ネタバレが含まれますので、ご注意下さい。
第3話ネタバレあらすじ

WS劇場の向かいのグロープ壮では、久部が必死になって台本を書いています。放送作家の蓬莱はその様子を見守ってノートに書き留めています。
《彼の目的が何なのか僕にはわからない。でも今は彼に頼ること以外に劇場の未来はない》
蓬莱は久部から夜食を頼まれ、リカの部屋へ。久部はリカの作った具なしラーメンに文句をつけながらも、台本を書き続けます。蓬莱とリカが原稿に手をやろうとすると久部は異常にガード。しかも2人から「長いとお客さん飽きちゃう」「出来るだけセリフは少ないほうが皆さん助かる」と言われると、書いていた原稿をビリビリに破り「書き直す!」と。

5幕あるうちのまだ2幕目でした!
キャスト発表!

台本は遅れながらも完成し、皆に配られました。かなり分厚いのですが、うる爺は「一回読んだら不思議と頭に入っちゃうのよ」と余裕を見せています。
グローブ壮で熟睡している久部を起こしに来たリカは、久部の横に寝そべって「先生」と囁きました。驚きと寝ぼけが重なった久部は、ふらふらと立ち上がり電気スタンドを倒しそうになってしまいます。
そしていよいよキャストの発表です。
ダンサーと芸人はもちろん、用心棒のトニー・支配人・スナック「ぺログリース」のケントちゃん(松田慎也)にも配役。

支配人の奥さん、やりたかったようなのに役がきませんでした。不服そう。
そして1時間後に読み合わせです。蓬莱は演出家の助手、演出家から目を離さないように言われました。奥の倉庫にはたくさんの衣装、オーナーの趣味で集めたという舞台装置、どれも使えそうと喜ぶ久部ですが、真っ直ぐな光が出せるパーライトだけがないので、伴ちゃんに手配をお願いしました。
モギリの毛利里奈(福井夏)が蓬莱の助手、つまり演出助手助手として、手描きの宣伝用ポスターを制作し、コピーして配ることになりました。
読み合わせ
ヘレナ役のリカ、ディミートリアス役のはるおがセリフを交わすと、相方のフォルモンは自分がやりたかったので、「モテモテだな」とはるおを突っついたりしています。ライサンダー役のトニーは、以外にも、小さい声で聞きとれないほど。

いつものあの迫力はどこへ?パトラも心配そう…

頭がロバになったボトム役はうる爺。うる爺はすでにロバの頭に見立てた段ボールをかぶり、「ん?みんな、何でびっくりしてるんだ。そうか、ロバだけに狼狽してるのか!なんちゃって」と。その後もアドリブ全開で周りの笑いを誘いますが、久部は激怒。リカが仲裁に入りました。
村人、ピーター・クインス役はケント。ケントがセリフを言うと、またうる爺のアドリブが始まり、モギリの里奈に大受け。しかし久部は「こういう笑いはいらないんです」と。蓬莱が「先にいきませんか?」と言い、久部もいったんは落ち着いたように見えましたが、ハーミヤ役のモネがセリフに文句を言い久部がシェイクスピアを説明しても理解してもらえず…。
我慢できなくなった久部は灰皿を持って立ち上がり、また激怒しそうに。それを止めるように「先生、お手本をどうぞ」とリカ。
久部は妖精・パック役。ステージに上がると、パックになり切ってセリフを披露しましたが、拍手している人もいれば、引いている人も。久部は自ら「休憩にしましょう」と言いました。そして4時間後に立ち稽古です。

3日後には幕を開ける。大丈夫?
久部がシェイクスピアをやる理由

皆は休憩に行きましたが、リカはステージで台本を読んでいます。久部は何かと助けてもらっているお礼を言い、これからも助言をとお願いしましたが、リカに「先生何か勘違いしてない?私があなたに賛同したのは、ストリップに飽きただけのこと。ここに演劇を愛してる人間なんて一人もいない」と言われてしまいます。
久部は「僕だって自分のためにやっている。僕を追い出したやつらを見返してやりたい。そのために、あなたたちを利用しているだけですから!」とムキになって言いました。

まあ、本音なんでしょうね。
チラシ配り

久部はチラシを持って八分神社にやってきました。樹里にチラシを見せ「君の願いは叶った。ストリップはおしまい、シェイクスピアをやる」と言い、シェイクスピアを知っているかとバカにしたように樹里に聞きます。樹里は知っているといいますが、久部は嘘だと言い「一度見ておいて損はない」とチラシを渡しました。

この後、樹里は「夏の夜の夢」の本を買います!
次に、久部は大門とオーナーのジェシーに挨拶。大門は調子のいいことを言いすぐに退散。ジェシーには「夏の夜の夢」はかなり上演されているのでよほどのことをやらないと話題にもならないと言われてしまいます。


もしやジェシーは演劇通?それにしても怖い…
リカとモネ、トニーとはるお、の4人が、「ぺログリース」から場所を変えて「テンペスト」に集まりセリフの読み合わせをやっています。マスターは協力的で、シェイクスピアも知っているよう。そこへ久部が入って来てトニーを連れ出していきます。行先は久部が前にいた劇団「天上天下」。
久部は公演準備中の劇団にチラシを配り、トニーと帰ろうとすると黒埼がトニーを挑発。なんと同じライサンダー役のアキラと対決しろと言います。まずはアキラの芝居、皆拍手をします。次にトニーですが、久部が理由をつけて帰ろうとしましたが、トニーがアキラに向かってライサンダーの芝居を、とても切なそうに演じ切りました。そして「続けるか?」と凄むと久部がもういいと言い帰ることに。

トニーはちゃんとセリフを覚えていた!久部はトニーの才能に喜びを隠せませんん!
切羽詰まってきた久部はおババの元を訪ね、アドバイスを求めると、「同じ道を進むな。同じ道を進んでいる間は、同じ所にしかたどりつけない」と。更におババが「灰皿は灰を捨てるためにある!」と言うと、久部は劇団から盗んできた灰皿をおババに差し出しました。
立ち稽古開始

いよいよ立ち稽古が始まりました。舞台も少しづつ整ってきています。
タイテーニア役のパトラはセリフを読み上げ、台本には書いていない、オーベロン役のフォルモンの尻を蹴るというアドリブを繰り返します。頭にきたフォルモンは「解散だ!」と悪態をつきます。久部はキャスティングの理由を説明し、コントではツッコミだったフォルモンに「たまに見せる悲しそうな顔がいい、ひどい目にあったほうが絶対面白い」と力説しますが、フォルモンはステージから降りてしまいます。
そして蓬莱は、「そうか、やっとわかった!」と。コントオブキングスのコントを見ていてずっと感じていた違和感は、役が逆だった。フォルモンがボケで、はるおが突っ込むべきだったことに気付きました。
しかしフォルモン出がて行ってしまったので、休憩をとることにしました。
屋上に出たフォルモンを追いかけてはるおがやってきました。すると突然フォルモンがコントを始め、役を逆にするといいます。はるおがうなづき続けると、最後にはるおに突っ込めとフォルモンが言い、はるおがフォルモンを突き飛ばし、2人は大笑い。

空には流れ星!
2人はステージに戻り、立ち稽古が再開。先ほどのシーン、パトラが尻を蹴ると、フォルモンは「あ~れ~!」と倒れ込み笑いと拍手がおきました。そして久部は「先に進もう!」と声を上げました。

なんとか少しまとまってきました。このままいけばいいですけど…ね!
あと、やはり、蚊取り線香が気になります。どんな役割を?

