2025年10月12日(日)よる9時より、妻夫木聡さん主演「ザ・ロイヤルファミリー」がいよいよスタートしました。
主題歌は玉置浩二の「ファンファーレ」です!
大手税理士事務所に勤務している栗須栄治が、ロイヤルヒューマン社社長・山王耕造と出会い、栗須の人生が大きく変わっていきます。

目黒蓮さんの役どころはまだ「???」のまま…、気になりますね。
初回は15分拡大!
それでは、どんな物語が幕を開けたのか、第1話をネタバレありで紹介していきます。
ネタバレが含まれますので、ご注意下さい。
第1話ネタバレあらすじと感想

税理士栗須栄治(妻夫木聡)は上司から勤労意欲の低下を指摘され、「気持ちを入れ直して」仕事に向かうように言われます。
そして、ロイヤルヒューマン人事統括部長・山王優太郎(小泉孝太郎)からの依頼を担当、厳しい経営状況からとある部署の撤廃を検討していると聞かされました。
その部署の名前は「競馬事業部」。優太郎は、父・山王耕造(佐藤浩市)がこの部署を利用し、経費を私的流用していることを疑っています。そして栗須は、耕造に気付かれることなく、競馬事業部の金銭の流れをつかむよう依頼されました。
ロイヤルヒューマン社は山王耕造が一代で築き上げた人材派遣会社。副業で耕造が競馬事業部を推し進めますが赤字が続き、息子・優太朗と妻・京子(黒木瞳)は競馬事業を毛嫌いしています。
上司の話によれば、競馬事業部は馬10頭をかかえていて、その管理だけで年間1億かかっているという。しかも大きなレースではほとんど勝てていないため、収入がほぼない状態なのだと。
「ロイヤルファイト」と「ロイヤルイザーニャ」

栗須が北海道・千歳の北稜ファームに到着すると、耕造の秘書・金城が待っていました。
セリ会場では、栗須の目の前で、馬の値段が4100万から1億5000万と上がっていきます。ロイヤルヒューマン社社長・山王耕造が手に入れたかった馬は、最終的にライバル馬主・椎名善弘(沢村一樹)がせり落としていました。
馬主になるには、年間の所得が2年連続で2000万以上、継続的に保有する資産が1億円以上という厳しい経済状況をクリアしなければならない。1頭あたりの年間収入は平均800万、競争馬にかかる年間の飼育費用は1頭につき約850万、走るだけでは利益にはならない。
初めてみたセリの光景を見た栗須が耕造に挨拶すると「セリが始まる前に顔出せっていったろ、遅いんだよ」と言われてしまいます。ですが、その後食事に付き合わされ、馬主業務にもつき合うことに。
馬主はそれぞれの牧場を回り、新馬の買い付けや、その後どのレースに出すのかを、調教師とともに決めていきます。
北海道・日高の林田牧場に着くと、田所調教師(吉田ウーロン太)と所有する愛馬「ロイヤルファイト」を勝たすスケジュールについて話し合います。と同時に、「ロイヤルイザーニャ」にも挨拶。

ロイヤルイザーニャは脚が少し曲がっていて競争馬としてやっていけるかどうかわからない馬…
「馬の価値は金額か、それとも戦績か。俺はそれだけじゃないと思う。馬の価値は数字なんかじゃはかれない」と耕造はイザーニャに触れるように言います。そしてイザーニャに「この先生もお前の仲間だからな」と。
そしてコンビニで耕造の買い物を待っている間に、10年ぶりに野崎加奈子(松本若菜)に再会。可奈子は結婚・離婚し一児の母でした。

野崎ファームの加奈子は栗須の元恋人です!
調査結果
栗須は優太郎からの依頼通り、競馬事業部の収支を調べました。そして一般的な馬主の平均を大幅に上回る支出を確認したと報告。そして交際費・交通費などにも不透明な支出が見られると。
優太郎は「一刻も早く競馬事業からの撤退を進めるべき」と言います。耕造は栗須に向かって「先生、夢あんの?」と聞きます。そして「馬から走ることを取ったらその先に何がある?あいつら乗り物じゃないんだよ、おもちゃじゃないんだよ」と言います。
栗須の頭のなかには「ロイヤルファイト」と「イザーニャ」が仲良く走る姿が浮かんでいました。
競馬事業部の撤退は決まったも同然でした。ですが栗須は耕造の意見が気になり、可奈子に連絡し成績が良くない所有馬の放棄の後がどうなるのか聞きました。「引き取ってくれる馬主が見つからなければ、競馬学校や乗馬クラブやふれあい動物園など、それも全部ダメだったとしたら、処分されるかもしれない」
処分と聞いていてもたってもいられなくなった栗須は、競走馬の調教施設・茨城県の美浦トレーニングセンターへとやってきました。
田所調教師に「ロイヤルファイト」と「ロイヤルイザーニャ」に会えるかと聞くと、「情は移さないほうがいい、割り切れなくなる」と言われてしまいます。そして耕造も来て、ほぼ撤退が決まっているのに「よろしくな、勝ってくれ」と言われて困っているということです。
栗須はもう一度、北海道・日高の林田牧場に。牧場主・林田(尾身としのり)に案内されロイヤルイザーニャに会えることになり、耕造との出会いを聞きました。
ロイヤルイザーニャと耕造との出会い

それは3年前、2008年の秋。
当時の新馬・ロイヤルイザーニャは弱弱しく、歩き方にも癖があり、誰も手を出したがらない不格好な女馬。林田は耕造に「将来は母馬と同じ芦毛馬になるが、どれだけ走れるかは保障できない」と説明。
芦毛馬とは、年齢とともに毛の色が白くなっていく馬のことで、生まれる確率は約7%と白馬に続く希少価値な馬
母馬の名前のイザーニャは、林田の亡くなった息子が付けた名前だと言います。そしてこの新馬はそのイザーニャの最後の子供になると。
耕造は「あの男の子と2頭で3000万」と即決。そして「イザーニャの血統は、あんたの息子さんが手掛けた仕事は俺が残す」と言うと、林田は嗚咽…。
栗須は、同じ日高にある可奈子のいる牧場・ノザキファームに来ました。
可奈子の話によれば、サラブレッドは父系の元をたどると世界にたったの3頭だけで、それを人間が交配に交配を重ね育て上げてきたのが今の競走馬。その中に、とんでもない新時代の馬が生まれてくる。そこまでたどり着いて皆が報われる、だから自分が止めるわけにはいかないと言います。

来栖は耕造の言葉や父の「数字だけではない」という言葉を思い出していました。そして父の「いつか誰かに感謝される仕事をしなさい」という言葉も。
10頭の馬を救う
栗須は耕造に「馬の引き取り先を探す」と話します。耕造は、馬の良しあしなんてわからない、だからその馬の後ろにいる人間を見る、信用できる人間に投資をする、人間の信頼に賭けるのだと。そして「あんたにそれは、できるか?」と栗須に聞きました。
栗須は出来ないと言いますが、その代わりに「ここにある競馬事業部の元帳・契約書類・領収書・その他すべての記録を私に預けて下さい。あらゆる資料を洗い出し、社長の馬に競走馬として生きる道を見つけます」と。
そして、どうしてそこまでと聞く構造に「ここで終わらせたくない」と強く言いました。
その後、山王では馬の処分について耕造の承諾をもらうだけになっていました。その会議中に栗須が、大きな荷物を持ち息を切らして入って来ました。

そして過去7年分の事業資料を調査したところ、300件以上の不審な領収書と不自然な請求書を発見したと報告。「これは架空の領収書とコンサルティング会社のキックバックを用いた横領です!」と。そして、それには秘書・金城が関与していました。
そして「仮にこの累計金額が返還されれば、今所有している馬たちの育成費用が賄えるほどの大金です」と。
社長に非がなかったことを証明し、競馬事業部の存続の可能性を話すと、耕造が「俺にも案がある」と言い、副業の競馬事業と妻・が手掛けている飲食事業、両方を洗い直し、場合によっては撤退すると言います。
そして栗須は所属していた税理士事務所を退職。山王耕造と10頭の馬を救い、職を失ったのです。
新潟競馬場第7レース

しばらく経ってから、耕造から呼び出しがかかりました。行先は新潟競馬場の馬主席。
東日スポーツ所属のフリーライター・平良恒明(津田健次郎)が近づいてきて、山王の撤退の噂は聞いていたが、耕造を個人的には競馬界にいて欲しい人だと言ってきます。

平良は応援してくれそうな気配!
田所が栗須にお礼を言いに来ました。もちろん林田も応援に来ています。
ライバルの馬主・椎名善弘も来ていて、騎手に声を掛けています。

いよいよ7レースが始まります。4番・ロイヤルファイト、482キロ・プラス2キロ、菅原隆一騎手。11番・ウイングドイル、462キロ・プラス4キロ、武豊騎手。

本人が本名で騎手⁈
ファンファーレが鳴りました。一番人気のウイングドイルはゲートの中へ。ロイヤルファイトも上手くゲートの中へ入りました。そして12頭揃ってスタート!
ウイングドイルが先頭に立ち、ロイヤルファイトは5番から6番という位置。そして直線に向かっていきます。残り400を切ったところでロイヤルファイトがどんどん上がってきました。
「こい!こい!」と林田も田所も、テレビで見ている可奈子も応援。ロイヤルファイトが2番手に上ってきました。
「いけ!いけ!」と耕造と栗須。ウイングドイル側は「残せ~!」。並んでゴールイン!
確定まで少し時間がかかりましたが、第1位は11番・ウイングドイル、第2位が4番・ロイヤルファイトと発表されました。

鼻差だった…。惜しい‼
夢は有馬記念!
栗須と耕造が落胆していると林田から電話が入り、お礼を言われました。何度も「ありがとうございました」と頭を下げる林田に栗須も頭を下げました。そして栗須は耕造に話し始めました。
「1年前に税理士一筋の父が亡くなった。東京の大学に通い税理士の資格を取り、修行のつもりで大手の税理士事務所に入った。数年前、父に帰ってきて一緒に働かないかと言われたが、その頃は自分の手に入れた立場や評価を捨てることができなかった。そして父が突然倒れて亡くなった。私は父を裏切ってしまった。あの時帰ってあげられていたらと、この1年、ずっと後悔していました」
そして泣きながら「今日、初めて人の役にたてました。人から感謝される仕事ができました。」と。耕造は「親父さんが死んで立ち直れないような人間、嫌いじゃない」と言いそして「俺んとこにくるかい?でもその前に親父さんとこへ線香をあげてこいよ」と。
耕造は、夢は自分たちの馬を日本一の馬にすること「有馬記念でな」と。栗須に「乗ってみるかい?」と誘い、その代わり「一つ約束をしろ、絶対に俺を裏切るな」と言いました。
栗須の答えは「承知しました」でした。

栗須の勤労意欲の低下は父親の死が関係していたのですね。馬のいる風景がとてもきれでした。本物の武豊さんを使うなど迫力満点のレースでは思わず「いけ~!」となってしましました。ライバルの馬主・椎名善弘の存在も気になります。次週からの展開、とても楽しみです‼

