亀吉と離縁し、環を美津と安に頼み、2年間、看護養成所に入ることを決めたりん。
そこには、髪をバッサリと切った直美の姿がありました。
第4週のネタバレあらすじはこちら
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それではここからは、朝ドラ『風、薫る』の第5週をネタバレありで詳しく紹介していきます。
第21話ネタバレあらすじ 看護婦第一期生は7人!
梅岡女学校の門をくぐり奥の方へ歩いていくと、梅岡女学校附属看護婦養成所と書かれた看板がありました。
入学したのは、たった7人。

養成所長・梶原敏子(伊勢志麻)は、梅岡女学校校長を兼任。養成所の舎監兼通訳・松井エイ(玄理)とともに教室に入ると、挨拶を始めました。

ところが校長は、直美の髪型が気になってしまい、話に身が入らないと言います。そして直美に髪の毛を切った理由を聞きました。

この時代はまだ女性が髪を切るのはご法度…?
直美は、生まれてすぐに教会に捨てられた親の顔を知らないみなしごであると言い、「己の出自や自分の未来を考え、悩むのも髪と一緒に断ち切りました」と言いました。更に、「何もない私はトレインドナースになるしかないと思い養成所に入った」と。

りんも知らなかった直美の出生…。
校長は、直美の言葉に頷き、「皆さんは看護婦第1期生、この養成所に来てよかった、正しかったと思えるものに、おのおのでなりましょう」と言い、挨拶を終えました。
続けて松井も挨拶しましたが、看護の先生が見当たりません。りんが質問すると、今日は授業がないから来ないと言う…。

何か訳ありな雰囲気
その後、りん達は寮に案内されました。食堂と炊事場があり、2人ずつで炊事当番、更に7人は一部屋で寝起きをするという。そして、自己紹介が始まりました。
柳田しのぶ(木越明)は、恵まれた日本橋の呉服屋の美人姉妹の四女。結婚した姉達の幸せそうではない姿を見て、結婚に全てを懸けずに仕事をすることに。正直なところは、西洋の本で見た看護婦の服が可愛かったからだという。
玉田多江(生田絵梨花)は、父親が旧幕府の奥医師、兄と弟も医者。日本の医療の向上に看護婦が欠かせないとの思いから養成所へ。
泉喜代(菊池亜希子)は、最年長の32歳。キリスト教徒で、人に奉仕する看護の仕事をなりわいにしたいという。
工藤トメ(原嶋凛)は、青森の津軽出身の20歳。裕福な農家の末っ子。

トメちゃんはムードメーカーになりそう。
しかし、自己紹介中、直美と多江が険悪なムードになってしまいます。睨むように「己が生きるためではなく、病人を生かすためにここに入学した」と言う多江。りんが間に入って、なだめようと「そんな怖い顔していたら余計病人が具合悪くなりますよ」と多江に言うと、余計に睨まれてしまうりん。
そんな中、「ナイチンゲール女史は、深い慈しみを持った優しい人ですわ!」と叫ぶ声が…。
第22話ネタバレあらすじ 直美VS多江
叫んだのは、東雲ゆき(中井友望)、子爵の娘。ナイチンゲールに憧れて、梅岡女学校から転入。ある時お宮にお参りに行き、立ち眩みを起こした婦人を介抱していたら、「看護ほど、どんな人間かが問われる仕事はありません」と、天からの声が聞こえた。その話を父親にすると、ナイチンゲールの書簡に同じ言葉があると教えられ、天命に違いないと女学校を退学したという。
早速、りんと直美が炊事当番です。りんは、捨松の誘いを断ったはずの直美に、なぜ入学することにしたのかと聞きました。
直美は、自分には人(男も女も自分も)を見る目がないことがわかったと言いいます。だったら、捨松の言う自分を信じて看護婦になろうと思ったのだと。今度は直美に同じことりんが聞かれたりんは「翼と刀を環に与えるには、自分自信にもなければ」と、言いました。
そして、直美のことでもう一つわかったことが…!どうやら直美は料理が苦手のよう。

教会の炊き出しの時、作る手伝いはしてなかった⁈
その後松井から、看護の先生がいない理由を教えてもらいました。その先生は、ナイチンゲールの看護教育を受けたトレインドナース・バーンズ先生。スコットランドから舟で日本に向かっているが、まだ船の上だという。
そして、その先生から届いた本があり、「私が到着するまでに、最後の章の意味を理解するまで読みなさい。それが私の最初の授業です」と、手紙が添えられていました。
本は2冊、二手に分かれて助け合って訳すことになりました。英語ができるのは多江と直美だけなので、2人を中心に始めることに。
直美とりんとトメ、そして、多江としのぶと喜代とゆきに別れました。しかし、多江はなにかと直美を挑発します。

そんな中、ゆきが女学校時代の級友と出くわしました。「先生はまだいらっしゃらず、生徒もこれだけ?」と上からな発言をされてしまいます。
これには、りんも多江も直美も黙ってはいませんでしたが、「うちはこの女学校設立の時から寄付をしてますの。校長なんて何とでも」と言われ、何も言い返せなくなってしまいました。
その後、多江は本の内容を理解するために翻訳しますが、「The very alphabet…」でつまずいていました。
それを知ったりんが直美に話すと、直美は「頭の固い人には、訳すの難しいだろうね。看護婦の基本って訳せばいいのに、ざまあみろ」と言います。

りんは直美に、「髪と一緒にいろいろ断ち切ったって…そう自分にうそをついているみたいで、かえって疲れそう」と言ってしまいました。

りんは、心の声が出てしまい、反省…
第23話ネタバレあらすじ 孤立しそうな直美
本を翻訳していくと、度々出てくる「Observonati」「Observant」「Observer」の単語に苦戦するりんたち。
全部「Observe」から派生する言葉。「Observe」の意味は、目付をする、注目するとあるでのすが、どう訳してもしっくりこないと直美。
多江の方も同じでした。
そこでりんは、協力し合うことを提案しましたが、直美と多江が同時に「結構」ときっぱり。そして、険悪な雰囲気になってしまいます。
そして、その険悪な雰囲気のまま日曜日になりました。
多江たちはそれぞれ出かけて行き、りんは直美とトメを家に誘いましたが、トメの「親兄弟」という一言で直美は不機嫌になってしまいトメに嫌味を言います。
りんは黙っていられず、直美に「やっぱりうそつきで不細工、不幸ぶって…苦労を自慢に使うのも不細工」と言い、直美と口論になってしまいます。

不細工って、不器用って意味合いでしょうか?

直美はりんに「いい子ぶって、ただのきれい事にしか聞こえない。大体、他人の家族団らんを見せられて私が楽しいと思う?」と言いいます。すると直美はトメにまで突き放され、1人で出て行きました。
外に出た直美は、髪を切ったときの思いを思い出していました…。

いろんな思いを断ち切るために、泣きながら髪を切った直美…
りんが家に帰ると、美津から瑞穂屋に勤めにでていると報告を受けました。

驚くりんですが、美津と話すうちに、自分は直美に言ってはいけないことを言ってしまったことに、気付きました。
第24話ネタバレあらすじ「観察する」
直美は捨松を訪ね、「Observe」の訳し方を聞いていました。どう訳してもしっくりこないと…。

捨松はピッタリの日本語がみつからないと言いながらも「包み込むように見続ける…」と言いました。直美が、見ることがそんなになの大切なのかと聞くと、「看護の看は、手の下に目と書く。手と目を使って看(み)る。ナースは、病ではなく人を看るということかと」と捨松。

ナイチンゲールの病気ではなく病人を看る…というのは、有名ですね
更に捨松が「人間が好きでないとできない仕事かもしれない」と言うと、直美は、自分は人間があまり好きではないから向いていない「嫌いな人の方が多い、悪口も言うし、うそもつく。優しくもない…」とりんや周りの人を傷つけたと話しました。
すると、何故か笑ってしまう捨松。直美は、りんも捨松を訪ね、同じようなことを言っていたと聞かされました。「直美さんを傷つけてしまった、こんな私が看護婦になれるだろうか」と言っていたと。
そして捨松は、「2人のように自分がどのような人間なのか悩める人こそ、看護婦に向いている」と話しました。
りんはその頃、瑞穂屋を訪ねていました。
ちょうどシマケンが来ていたので、「Observe」にふさわしい日本語を聞くと「観察する」とシマケン。哲学者・西周(にしあまね)がそう訳語をつけたという。

「Observe」で観察する、「Observonati」で観察。
シマケンによると、観察(かんざつ)はもともと仏教の言葉で「あるがままを観て物事を見極める」と言う意味。西周に対して、「よくまあそんな言葉を引っ張り出して当てはめた」と感心するシマケン。
りんは、シマケンの言葉で自分の心を観察し看護婦への迷いがなくなったと、シマケンにお礼を言うと、どの言葉だったのか気になるシマケン。しかし門限の時間が迫ってきたりんは、シマケンにお礼を言って慌てて帰って行きました。

りんの外出が日曜だけと聞いたシマケン、残念…と思ってる…。
門限7時の5分前、りんと直美以外は帰ってきました。
7時を回ったところで寮に着いた直美がどこから入ろうかと迷っていると、りんも到着。気まずいながらも話をしようとする2人に「何をしてるんですか⁈」と叫ぶ舎監・松井。
第25話ネタバレあらすじ 7人で発表
門限に遅れた罰は寮内の掃除でした。
しかし、途中で直美はみんな寝てしまってるからやらなくてもバレないと、掃除をやめてしまいました。その姿を見たりんは、直美の横に座り、直美がお守りを首から下げているのを知っていると話しました。
直美は、教会の前に捨てられていた時に首にかかっていたもので、お守りではないと言います。
そして、「祈っても何一つ欲しいものは手に入らなかったから、神も仏も信じていない」と話し、更に「母親は女郎らしいが、そのことは自己紹介のときには言えなかった」と言いました。
りんは、言いたくないことは言わなくていい、全部話すことが正しいわけではないと言い、直美と肩を並べて座りました。


少し分かり合ってきた?
翌朝、トメが田舎から送られていたリンゴを披露し、みんなに配りました。
「う~ん、美味しい!」と、久しぶりにみんなが笑顔になりました。

そこで直美が、捨松から教えられた「Observe」の意味をみんなに伝えました。相手の様子を包み込むように見続けるような…と。更に、「ナースは医者ではないから治療はしない、病ではなく人を看るのだ」と教えられたと。
りんも「Observe」には「観察する」と訳語が当てられていると聞いたと話しました。

みんな、笑顔で納得!
そして、最後の章の翻訳を発表する時がやってきました。

多江が「ナースとは何か?」の答えが、ある一文に集約されていると話し始めました。
英読は直美、和訳はゆき。
「看護婦にとって最も基本になるのは、病人がいちいち言葉にせずとも、その顔つきやちょっとした態度の変化から、気分や体調を察する力を持つことです」と。
そして、「それこそが「Observe」、観察するです」とまとめました。

廊下から覗いていた校長もニッコリ。
夜になって、しのぶがリンゴが食べたいと言い出しました。トメが半分づつならあると言うと、アップルパイにしてはどうかと直美。そして、作り方を教わったことがあるからと作ろうとする直美…。みんな、必死で止めました。オーブンで焼くことすら知らなかった直美。
翌朝、まだリンゴの話で盛り上がっているみんなのもとへ、「しゃんとしなさい」と、スコットランドから怖そうな先生が到着しました。
第5週の感想
青森りんごの始まりが明治時代初期ということですから、この頃のりんごはまだ珍しく、高級品だったようです。りんたちの話が弾んでも仕方ないですね!
7人が仲良くなり始めて良かったのですが、スコットランドから来た先生は、りんたちの期待したアップルパイを作ってくれそうな優しい先生ではなさそうでした。
そして気になるのがシマケン。書生でもなく、寺の人でもない…。りんのことが気になり始めている様子…。
そして、オブザーバーというと、今では、会議などで客観的な第三者の視点で議論を傍聴し観察する参加者のことと知られていますが、最初に和訳を付けた人ってすごいですね。ソサイエティ・社会もそうでしたが。
さて、次週は、りんたちにとって想定外の授業がはじまるようです。一体どんな授業なのでしょうか…。
