第5話では、虐待の連鎖がテーマでしたが、高森が力強く「連鎖は断ち切れる」と宣言しました。
真澄の背負っているものも、少し分かってきました。真澄は、15年前の「白峯女子連続殺人事件」という、一度は逃げ出した事件に向き合おうとしていました。
それではここからは、『LOVED ONE』の第6話をネタバレありで詳しく紹介していきます。
第6話「刺し傷のある首吊り遺体」ネタバレあらすじ
骨オタクの法医学者・松原涼音と検査技師・吉本由希子は、エスニックフェアのホテルビュッフェにやってきましたが、実は、由希子はエスニック料理が苦手。
由希子の食べる様子を見て苦手と気付いた涼音は、言い出せなかったという由希子に「私、空気読む子嫌い。空気読んだかなんて、解剖してもわからない。死んだら、誰も気づいてくれない」と言いました。
その時、涼音の携帯に、姉で議員秘書・早紀(志田彩良)と、国会議員・青田敏夫(東根作寿英)の不倫のスクープが届きました。
早紀が第一発見者⁈
翌日、MEJに異常死体の連絡が入りました。発見されたのは首を吊った状態の青田、第一発見者は早紀でした。

真澄と麻帆が駆けつけましたが、珍しく穂乃果が不在。穂乃果は上層部から事件を追及しないよう釘を刺されていました。
解剖の結果、自死による窒息ではないことは判明しました。
首を吊ったのであれば指先や下肢に出るはずの死斑が背中に集中している。心停止してからロープで吊られたと思われる。しかし、手足にある打撲痕や擦り傷はどれも軽傷、胸に強く打ち付けた跡があり、その衝撃で肋骨が骨折し肺に穴が開いているが死亡原因とは断定できない。そして、胸部に小さな刺し傷が4か所あるが、その傷は亡くなった後に付けられた可能性が高い。
穂乃果の後輩・井川の「その傷を付けた奴がこの事件の鍵を握る人間?」という問いに、「今のところ謎です」と真澄。
週刊誌にスクープ記事として出ていたことで、第一発見者の秘書と亡くなった青田の不倫疑惑はMEJでも噂になりました。

まあ、不倫関係のもつれと誰もが思います…
意見を聞かれた涼音は「それ、私の姉です」と答え、事件の調査に行かせて欲しいと真澄に訴えました。
そこへ、麻帆にも厚労省から圧力がかかり、今回の事件の調査に入ることが出来なくなりました。

穂乃果に続いて、麻帆も…?
早紀の取り調べ
真澄と涼音が立ち会う中、穂乃果による取り調べが始まりました。

不倫を認めた早紀。いつまでたっても奥さんと別れない青田とは口論が絶えず、その日も、早紀の自宅マンションの外階段で口論となり、青田が階段から転落したという。
しかし、MEJが調べた結果、早紀のマンションの外階段に痕跡はなし、傷口に付着していた成分と階段コンクリートの成分も不一致、防犯カメラにも青田の姿はありませんでした。
「全てが矛盾します」と真澄。
そして真澄から見解を聞かれた涼音が「昔から空気ばかり読む人だった。波風立てないのが特技だったのに…」と言うと、「空気を読んでいる…のかもしれません」と真澄。
青田のことを調べている涼音に、麻帆は青田が進めていた「医療制度に関する法案」の資料を渡しました。


青田はもともと外科医だった
涼音が「姉は、他人が傷つくようなことは絶対しない。何であんな嘘をついたのか…」と言うと、「今こそ、松原先生の出番、生きている人は嘘つくことはあるが、ご遺体は嘘をつかない」と麻帆。
翌日、真澄と涼音が青田が以前勤めていた泉州総合病院を訪れると、そこに青田の妻・楓(西山繭子)と母親の姿がありました。楓の母親は、昔から肺が悪く入院していました。
帰り道、真澄は「空気を読むというのは悪いことではない」と言います。
脳にある神経細胞の働きによるもので、人間に生まれつき備わっている、生きるための力の1つだと。
まだ見ぬピース
刺し傷から検出された成分は、塗料やインクによく使われるものでした。成分表を見ながら「謎です」とつぶやく本田。真澄はその成分表を見て、急に何かを調べに出かけて行きました。

そして、青田の鼻腔や衣服から検出された成分表を見ていた涼音も「背徳のスパイスかも」と、出かけて行きました。2人とも「まだ見ぬピースがあるかもしれません」と。
真澄は青田の事務所へ行き、ボールペンをチェックし、床に落ちていたボールペンの中の部品を発見。
涼音はエスニックフェアのホテルを訪ね、当日使用したスパイスと外階段に出ているダクトを確認し、外階段で血痕を発見しました。
涼音の発見により、青田はホテルの外階段で転落し、階段下に胸を強打したことが分かりました。しかし、それが死因ではなく、刺し傷は不明のまま…。
その時、真澄の数独が始まり、そして、コンプリート!
4つの傷の真実
穂乃果と井川、早紀と楓も呼ばれ、真澄の説明が始まりました。

青田の鼻腔や衣服から検出された成分の中にあった「アンフェティダ」というスパイスは、ホテルのエスニックフェアで使われていた。青田はダクトが出ている真下の外階段で筧と話し、そして何らかの原因で外階段から転落し、胸を強打し肋骨を骨折。肺に穴が開き空気が漏れ、それが肺腔内にたまり肺や心臓を圧迫し、いわゆる「緊張性気胸」の状態となった。この状態は応急処置として胸腔に穴を開け空気を抜かなければ命に係わる。
そして「青田さんの胸の傷は、助けようとした救命の痕だと思われます」と真澄。

解剖で気胸がわからなかったのは、空気がすでに抜かれていたから…
楓は、昔、散歩中の母親が倒れた時に、医師だった青田がボールペンを使い、気胸の応急処置をしてくれたことがあったという。
青田が亡くなった当日、不倫を疑っていた楓は青田と早紀の後をつけ、エスニックフェアを開催したホテルへ行きました。
青田と早紀は、筧幹事長と泉州会の贈収賄に気付き、不正を追っていた。その報復として不倫をでっち上げられた。そのことを追求するため、ホテルの外階段で筧と3人で話をするうち、青田は筧に突き飛ばされ階段から転落。早紀は青田から筧を追うように言われ、その様子を見ていた楓が青田を事務所に連れて帰った。
そして、楓のためにと離婚を切り出した青田は、自分で気胸に気付き、倒れながらもボールペンで胸を刺す仕草をして楓にペンを渡しました。楓は、昔青田が母親を助けてくれたときのことを思い出し、ペンで青田の胸を刺し、4回目で胸腔に届き空気は抜けましたが、手遅れだった。
そこへ東京地検の太田検事(笠松将)がやって来ました。青田の首吊りを偽装したのは、太田でした。MEJが動くのを見越して大物政治家・筧を逮捕するための策…。
これには、MEJのメンバーも麻帆も怒りを隠せません。帰るように促された太田は「また、どっかで」と真澄に声を掛けて帰って行きました。

真澄は太田のコインマジックに興味津々?
しかし、筧は、全部秘書のせいにして結局不起訴に。「何も変わらないか…」とつぶやくMEJのメンバー。
それでも、青田の法案は、若手議員達に想いを引き継がれ通りました。「本気で変わりたいと思えば変わります、きっと」と麻帆。
第6話の感想
なんだか、強力な人物が出て来ました。東京地検の太田検事。
敵ではなさそうですが、味方でもなさそうな…、MEJを利用しているようにも思えます。真澄が追っている事件のことも把握しているよう…。
そして、次週も出てくるようです。楽しみが増えました。
それでは次週もお見逃しなく!

