水沢真澄を中心に立ち上げられた法医学専門チーム「MEJ(メディカルイグザミナージャパン)」。
第2話では、本田の親友だった広野の、空から降ってきたかのような遺体の謎を解明し、広野の思いを遂げてあげることができました。
それではここからは、『LOVED ONE』の第3話をネタバレありで詳しく紹介していきます。
第3話「不可解な轢き逃げ」ネタバレあらすじ
ある夜MEJに、造船所社長・伊澤康雄(坪倉由幸)がトラックにひかれたと電話が入り、真澄と麻帆が現場へ向かいました。
第一発見者は、伊澤の工場を担当する運送会社社長・山貫信彦(石垣佑磨)。
穂乃果は、伊澤のスマホが無くなっていることから単なる交通事故ではないと考え、真澄も妙な点があるといいます。
道路には加速痕があり、加速痕の位置から、車は猛スピードで伊澤に衝突したことになる。しかしそれにしては、被害者が跳ね飛ばされた距離があまりにも短い。つまり…謎。
遺体はMEJに運ばれました。
伊澤の解剖結果…
解剖の結果、死因は骨盤骨折による出血性ショック。
解剖には、本田・高森・松原の若手法医学者も参加。その後、検査技師の吉本も参加し、それぞれの視点から意見を交わしました。
衝突したにしては外傷が少なすぎる、もっと皮膚断裂がおきるはず…。しかし、手の甲に切り傷があるくらい。となると、速度の遅い車に衝突され真後ろに倒れた可能性がある。それならば、骨盤骨折と外傷が少ないことの説明がつく。
そこで「どのくらいのスピード?」と穂乃果。「20キロくらい…」と高森が答えると「そんなゆっくりな車、さすがに避けられるでしょ」と穂乃果。

真澄の出した答えは「今のところ、謎」でした。
再び現場検証
翌日、再び現場を訪れた真澄と麻帆ですが、事故を起こしたトラックを運転していたドライバー・田村和寿(若林時英)が遺体で見つかったと報告が入りました。
穂乃果によると、遺体のポケットからは、伊澤の携帯と「こんな人間でごめんなさい」と書かれた遺書が見つかったという。
警察は、田村がひき逃げを悔やんで自殺したとみて、伊澤の妻・明美(遊井亮子)に報告しました。

明美によれば、田村は伊澤の工場を担当していたドライバーで、明美も面識はあるという。そして、一度だけ2人が揉めたことがあると…。
しかし真澄は、田村の遺体の状態にも謎があるといいMEJへ。
穂乃果と部下の井川は、田村の務めていた運送会社の社長・山貫に、田村について話を聞きました。

第一発見者の…。
すると、田村は勤務の途中でよく寝ていたり物覚えも悪く、扱いに困っていたという。

え?ドライバーなのに?
井川は、会社にいる従業員たちの疲れているような眠たそうな様子を見て、何故かあくびをしてしまいました。更に山貫は、伊澤について、良からぬ噂があったと言います。
田村の解剖結果
MEJでは、田村の死因は窒息死だが、首つりとは断定できないという結果になりました。
そこへ穂乃果と井川がやって来て、伊澤には会社経営のための1億の借金があったと言います。
更に3か月前に1億の生命保険に入っていたことから、事故に見せかけた自殺として、警察では妻・明美を自殺教唆で捜査を進めるという。
真澄と麻帆は、伊澤の会社に出向き明美に話を聞きました。すでに警察から聞き取りを受けていた明美は「借金のために人殺しをするほど落ちぶれてはいない」と言います。真澄が家族写真を見つけ、息子がいることを尋ねると、10年前に自殺したと言いました。
自殺した息子を発見したのは父親の伊澤。伊澤は、息子の苦しみに気付いてあげられなかった自分を責めていた。毎日…毎日…。
その帰り、麻帆は家族思いの明美の自殺教唆はないと言いますが、「親が子共のことを本当に考えられているかどうかは、断定できない」と真澄。
その後、麻帆は1人で明美の自宅を尋ねました。工場は閉めると言う明美に、家の中を調べさせて欲しいと、「ご主人のためにも明美さんのためにも、何があったのか突き止めたい」と麻帆。
麻帆は気になったものを持ち帰りMEJで調べてもらうと言うと、明美から、そのままにしてある息子の部屋も調べて欲しいと言われました。
一方、真澄も1人で運送会社のトラックを調べていました。
麻帆は気になる遺品をMEJに持ち帰り、みんなに協力をお願いすると、伊澤の息子の部屋にあった万年筆を眺め、早速真澄が何かに気付きました。
田村の検査結果には、「アセトアミノフェン」が検出されていた…。真澄の数独が始まり、コンプリート。

アセトアミノフェンは、解熱鎮痛成分です。風邪薬にもよく含まれていますが…。
「ピースが揃う、かもしれません」と真澄。
山貫を聞き取り
真澄は、穂乃果と井川が見つめる中、山貫の聞き取りを始めました。

真澄は、田村の乗っていたトラックの底を調べた結果、パイプに亀裂を発見しました。同じトラックに乗った従業員は、めまいを起こしたり風邪のような症状になったといいます。

それで薬を飲んだ?そもそも、みんな疲れている様子でしたが…。
事件のあった日、車内で仮眠を取ろうとした田村は、蒸し暑かったせいでアイドリング状態にした。その結果、亀裂の入ったパイプから流れ出た一酸化炭素が車内に流れ込んでしまい、田村は一酸化炭素中毒になったしまった。そこへちょうど伊澤が通りかかり、田村を車から外へと運び出す際、持ち歩いていた息子のメモをはさんだ手帳を車内に落としてしまった。

田村の遺体から見つかった「こんな自分でごめんなさい」と書かれたメモは、明美の息子の残した遺書であることが、MEJの調べで判明しています。」
そこへトラックにつけたGPSから田村の様子を見に山貫がやってきました。
山貫は、伊澤にトラックの不備を指摘され、それを隠蔽するためにトラックを発信させ伊澤に衝突。そして必死に交通事故に見せかけた。その後田村を別の場所に運び、伊澤の携帯とメモを田村のポケットに入れ、自殺に見せかけた。
伊澤は、自分の息子と年齢の近い田村を可愛がっていました。その田村を自分の命をかけて助けたため、防御創がなかった…。

従業員への過重労働、虚偽申告、証拠改ざん…と、余罪はまだまだありそうですが、「山貫信彦、殺人及び救護義務違反の容疑で逮捕する!」と、井川の声が響きました。
第3話の感想
3話になって真澄の父親の影が出てきました。医者のようです。「やめなさい、セミの死骸に触るなんて」と、花を踏みつぶして歩く父親。
真澄が法医学者を目指した理由は、このあたりにありそうです。
麻帆のパートナーの言うように、真澄は、親子関係が不得意な分野なのかも…しれません。
そして、だんだんと、真澄と麻帆と穂乃果の間に信頼関係ができてきました。
次週は、「1人の遺体、2つの死因」です!
