第8話は、母子が亡くなったとされる放火事件から、衝撃的な偽装工作の真相をMEJが暴くという内容でした。
真澄の15年前の事件は、進展はありませんでしたが…。
それではここからは『LOVED ONE』の第9話をネタバレありで詳しく紹介していきます。
第9話ネタバレあらすじ
アパートで孤独死した老人の遺体が発見されました。倒れていたのは、須崎秀夫(小宮孝泰)75歳、死後3~4日経過。
連絡を受けて、麻帆と真澄が到着。真澄は、後頭部に残された外傷の痕と、腕の擦り傷に目を留めました。
更に、須崎が寝ていた布団には大量の体液が残されていました。かなり衰弱が進んだ状態で、長時間動けずに衰弱が進んでいった可能性が高い…。
しかし、遺体は布団の上ではなく玄関付近に横たわっていました。
心不全・高血圧の持病があったものの、室内には「許さない」という書きなぐられたメモが残されていることから、穂乃果たちは他殺の可能性も視野に捜査を進めると言います。
MEJの解剖により、後頭部の傷は亡くなる2週間前のものと判明、右腕の肘から下全体にある擦り傷は転倒によるものではない。
更に、慢性硬膜下血腫も見つかり、手足のまひや歩行困難の症状が出ていた可能性が高い。
しかし、どれも決定的な死因には結びつきません。

なぜ玄関付近で倒れていたのか…、「今のところは謎」と真澄。
由季子だからこそ
検査技師の由季子の父・吉本茂(遠山俊也)は、定年退職の直後に妻を亡くしてしまいました。
ふさぎ込んで、1人で家の中でボーっとしているばかりの茂。
由季子はそんな茂を心配し、毎週通っては部屋を片付け料理を作り置きしていました。
「1週間で何でこんなに汚くなるかなあ」とついつい小言を言ってしまう由季子。茂は「もう来なくていいって何回も言っている」とため息交じりに言います。
一人で倒れたときのことを心配する由季子ですが、「別に、それでいい」と言う茂。
由季子から、孤独死をした須崎の姿に自分の父親の姿を重ねてしまうと聞いた真澄は、由季子に須崎のアパートを見て欲しいと告げました。
「吉本さんだからこそ、気付けることがある」と。
須崎は1人ではなかった⁈
由季子は、穂乃果の部下の井川と一緒に須崎のアパートへ行きました。
大家によれば、家賃をずっと滞納し、先月末も督促にきて玄関のインターホンを鳴らした。応答がなかったが、ゴソゴソと動く音が聞こえたと言う。
正確な日付は、先月の最終の金曜日の夕方6時。

由季子が部屋の中を調べていくと、冷蔵庫の中が整理されていて、使いかけの野菜があり調味料も揃っていました。そして、高いところに置かれたフライパンなどの調理器具。

フライパンを取るのに、168㎝の井川がジャンプして取った⁈
カレンダーには、ほぼ毎週金曜日に赤い丸が書いてありました。
由季子は、父・茂が、いいことがあった日は、カレンダーに赤い丸をつけていたことを思い出します。
そして、スーパーのレシート数枚がマグネットで冷蔵庫に。由季子は、帰って調べることに。
その結果、疑問点が出てきました。
3月13日から毎週金曜日に、スーパーで買い物をしたレシート。カレンダーに赤い丸がついている日と同じ。
「誰かが、代わりに買い物に行っていた⁈」
井川より小さく杖をついていた須崎が、調理器具を高いところへ置くとは思えない。
「須崎は1人ではなかった⁈」
MWJは、もう一度詳しく調べることになりました。
一方、麻帆は、浮かない顔をしています。
麻帆は、上司の山崎にMEJの報告をした際「今月末で、MEJの試験運用を中止することが正式に決まりました」と一方的に言われていました、納得のいかない麻帆ですが…。

必死に玄関に向かった証拠の傷
由季子たちは買い物をしていたスーパーに行き、レシートの時間の防犯カメラをチェックすると、同じ1人の男の姿がありました。井川が警察のデータベースと照合すると言います。
真澄の方は、心筋に収縮帯壊死が見つかりました。「たこつぼ型心筋症」ではないかと真澄。
ストレスがかかった際に心臓の左心室の先端が収縮しなくなり、心臓がたこつぼのような形になる心筋症。通常は一過性ですが、重症化すると死亡する例もある。
「では、須崎にとっての強いストレスとは?玄関に向かったことと関係があるのか…?」
由季子の聞き込みにより、須崎の後頭部の傷は転んでできた傷と分かり、事件性はなし。
そして、須崎の右腕の擦り傷からは植物繊維が検出されました。「畳」と由季子。
しかし、かなり強い力が加わらないとこのようにはならない。
つまり「衰弱と麻痺で動けなかった須崎さんが、右腕の力だけで必死に玄関に向かおうとした」ことになる。
そこへ、買い物をした男が見つかったと連絡が入りました。
2人の関係は…
男の名前は林田康彦(前原滉)。窃盗容疑で拘留中でした。真澄と由季子で話を聞くことに。
林田は、須崎が亡くなったことを知りませんでした。
林田は、若い頃しばらく刑務所入り、出所しても安い金で働くしかなく、金がなくなるたびに出たり入ったりの繰り返しだったという。
3か月前、須崎にアパートの戸が開いていたことから空き巣に入り、帰宅した須崎と鉢合わせに。

須崎は引き出しから3万円を出し、「その3万で飯を作ってくれないか、釣りは全部くれてやる」と言ってきた。
林田は父親を思い出し、気が付くと買い物をしてカレーを作った。すると「カレーか。お前も食っていけ」と須崎。
その日から毎週金曜日、3万円をもらい貰いものをしてご飯を作り、一緒に食べることに。
林田は、何となく楽しみになったという。須崎も、金曜日の夕方6時のチャイムと同時に玄関のインターホンが鳴ると、林田だと玄関へ向かうようになった。

まるで親子のよう!
須崎は林田の作ったご飯を褒め「お前はまだやり直せる。だから、もう罪は犯すな」と言った。そして、もしまたやったら、そのときは「二度と許さない」と。
しかし林田は、お金が足りなくなってまた空き巣に。林田は須崎に合わせる顔がなくなったという。
須崎は、林田が来た金曜日に赤い丸をつけていた。しかし、来なくなった。気になっていつものスーパーへ探しに行くと、そこで若者とぶつかり後頭部を強打。それが原因で硬膜下血腫ができてしまった。

配送業の人からの証言がありましたが…。誰も助けようとしなかった。病院に行っていれば…
そして、徐々に体の自由が利かなくなり、最後には一歩も動けなくなってしまった。
林田は「俺のせい?須崎さん、ゴメン」とすすり泣きました。
真澄は、須崎はたこつぼ型心筋症であると言い、須崎にとっての強いストレスは、林田に会えなくなったことかもしれないと真澄は言います。
そして須崎は「許さない」とメモを書いた。
すると、夕方6時のチャイムと同時に玄関のインターホンが鳴った。須崎は必死に右腕だけで体を引きずり、玄関へ向かった「来た」と。
しかし、次に聞こえたのは大家からの家賃の催促の声だった。 須崎はそのまま、その場所で息を引き取った。

悲し過ぎる終わりかた…
その後、由季子が実家を訪れても1人テレビを見ている茂ですが、由季子は、ダイニングテーブルの上のカレンダーに、自分が来た日に赤丸が書かれているのを発見しました。
それでも、「もう来なくていい」と言う茂。由季子は笑顔で「また来るね」と言いました。
そして翌日、麻帆はMEJのメンバーにMEJが今月末で閉鎖になることを告げました。
白峯女子連続殺人事件の犯人?
真澄は、15年前の白峯女子連続殺人事件の鑑定において、九条教授の助手を務めました。
その事件に関わる芹沢真一に拘置所で面会し、鑑定結果に疑問を持っていたのにも関わらず、事件から逃げたことを謝罪しました。

「真実を明らかにしたい」と言う真澄に、「15年ですよ。馬鹿にするのも、いいかげんにしてください」と芹沢。
真澄が、芹沢真一に面会したこと、少し前に九条教授にも接触したことで、「野放しにしていて大丈夫なのか?」と話し合う太田検事の上司たち。
「太田君、少し目障りですね。今のうちに、よろしくお願いしますね」と言われた太田検事。
感想
孤独な2人が楽しい数か月を送ったものの、悲しい最後を迎えてしまった。
やはり、誰かがいれば孤独死は防げた…。難しい問題ですね。
そして、いよいよ最終章に入るようですが、15年前の事件というのは、かなり厄介なよう。きちんと解決するのか心配です。
太田検事は真澄の見張り役のようですが、悪い人でもないような…。
そして、MEJがなくなった真澄はどう動くのでしょう。
