和泉侯爵夫人・千佳子が乳がんの疑いで入院してきましたが、景色も悪いし看護の女中も良くないと、退院を申し出てきました。「華族の奥様のわがままには困ったものだ」と多田院長。
すると病院側は、千佳子の看護にりんを指名してきました。
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それではここからは、朝ドラ『風、薫る』の第8週をネタバレありで詳しく紹介していきます。
第36話ネタバレあらすじ 患者と同じ気持ち?
りんは、バーンズと通訳係の直美と共に、院長室に行きました。
バーンズは「りんは、まだ和泉講釈婦人の看護をする技量はありません」と断りますが、直美はバーンズに「やらせてみては…りんは心に触れる看護もできる」と英語で訴えます。
直美とバーンズの英語のやりとりは病院側はわかりません。外科助教授・藤田がりん本人にどうなのかと尋ねると「やらせてください!」と申し出たりん。
バーンズは、「病院側は、りんに看護をさせ、何かあれば養成所のせいにするつもり」と見抜いているので、りんの言葉に天を仰ぎました。
それでも廊下に出たバーンズは、りんと直美に「患者のため2人で協力しなさい」と言いました。
こうして、りんが千佳子の看護を任されることになったのですが、千佳子はりんを受け入れようとはしません。

身の周りの世話は、全て女中・武野(円城寺あや)の役目でした。
りんが脈を計ろうとすると手を払われ、お通じのことを質問すると「無礼者!恥を知りなさい!」と言われてしまい…。

恥じを知りなさい!は、美津も良く使っていた
りんは寮での夕食時に、みんなに相談しました。

みんなの話を聞くうちに、りんは、患者さんと同じ気持ちになってみようと考えました。
翌日、りんが「奥様のお辛い気持ちは、よく分かります」と話し掛けると、千佳子は、枕を床に叩きつけて「気持ちが分かるなんてたやすく言わないでちょうだい。思い上がらないで」と言われてしまいました。
第37話ネタバレあらすじ 看護婦は患者の気持ちをわかるように努める!
直美も丸山から「俺のどこがどれくらいかゆいかなんてわからないでしょ?患者の気持ちなんてわからなくて当たり前」と言われます。
直美は、自分に丸山の気持ちがわかっるわけはないし、丸山も自分の気持ちがわかるわけはないと納得しました。
そして、丸山の傷を早く治すために医師に交渉し薬の回数を増やしたのに、「一ノ瀬の時は極楽だった」と言われた時の自分の気持ちも当然、誰にもわからないのだろうと肩を落とし、病室の患者達から同情をかいます。
すると、外科助教授・藤田の回診時、丸山と他の患者も一緒になって藤田を持ち上げ、直美が藤田を「優しい名医、腕は一流」だと言っていると、大げさに伝えました。
直美からもおだてられていた藤田は、ますますその気に…。


全て、直美の、藤田先生を自分の味方につけるための策⁈
フユからは「他の見習いたちと違って、随分ずるい女」と言われますが、「ずる賢い女って言ってくれます?」と返す直美。
一方、千佳子は夫・和泉元彦(谷田歩)や息子・行彦(荒井啓志)が説得しても、退院すると言って聞かず、息子からは「わがままを言っている場合ではない」と言われ、夫からは「機嫌を直すように」と言われます。

そういうことではないと言いたげな、千佳子さん。
その頃、直美がりんを探すと、りんはいつもの場所にいました。
そして、りんは千佳子に言われたことを話し、直美は丸山に言われたことを話しました。りんは「間違えた、思い上がっていた」と反省。
どうしたら患者のことをわかることができるのか…。2人で話すうちに、「看護婦は患者と同じ気持ちにはなれないが、看護婦として分かるように努めるということではないか」と直美。
日が暮れてくると、寮のみんなが夕食を持ってやって来ました。「お2人がいないと寂しい」と。

直美以外は、落ち込んでこの場所にくることがあるという。
「勝手に押しかけて来て、勝手に一緒にいてくれて心強い」とりん。そして千佳子が1人でいることが気にかかりました。

友人や家族の励ましは、心強い…。そしていつのまにやら直美は「一ノ瀬さん」から「りん」と呼ぶように。
第38話ネタバレあらすじ 安に結婚相手の候補!
千佳子の病室には、夫・元彦も息子・行彦もいましたが、外科部長・今井は「我々の仕事ぶりを見ていただくいい機会」と、家族の前で病状などについて説明を始めようとします。
千佳子は「病状が分かっていないわけではないから、結構です」と言いますが、「左のお胸にあるしこりは…」と説明が始まり、顔が曇る千佳子。

千佳子の様子に感づいたりんは、わざとカルテを落とし話を中断。すると、千佳子は疲れたことを理由に説明を断りました。

千佳子はりんの心遣いに気付いた?
その後りんが、「残念ながら、奥様の気持ちは分かりません。私は看護婦見習いの他人。ですから家族のように気遣う必要もない。不満でも愚痴でも何でもお話しください」と言うと、千佳子は「手術は受けたくない」と話し始めました。
「華族と言っても、元は武家、潔く死にます」という千佳子にりんは自分のことも話し、未熟ではあるが看護婦見習いとして千佳子の「生きる助けになりたい」と言いました。
りんは、まだ手術を受けたくない理由は話してもらえませんでしたが、初めてベッドメイクを褒められました。
一方、美津の働く瑞穂屋に、シマケンと槇村と槇村の兄・槇村宗一(上杉柊平)が訪ねてきました。宗一は、真面目で堅実な性格だという。
そこへ、安が環を連れてやって来ました。優しく環の相手をする宗一の様子を見た安は思わず宗一を目で追い、その安の様子をみた美津は、シマケンに宗一のことをいろいろ聞きます。

美津さん、行動が早い!
年齢は27歳、仕事は東京府の会計課に勤める役人、家は根津。すると安が「ご結婚は?」と質問。結婚はまだという。
環の落とし物を、母親と勘違いした安に渡そうとした宗一に「安は嫁入り前の娘です」と美津。

美津は早速、シマケンに仲立ちをお願いしました。
その頃、直美は入院患者達に治療のための制限を守るようにと接していると、りんが、杉山(内野謙太)が廊下を痛そうに歩いていたと、病室に連れて来ました。
直美は杉山を注意しましたが、杉山は汽車の運転方で、「足を治すことばかりを考えてはいられない、早く退院しても働けないほど他が弱っていたら、生きていけやしない」と言います。
りんと直美はまた2人で考えました。「そういうものかもしれない」と。

う~ん、どういうもの?
その後、直美はりんのために買い物をして歩いていると、知らない男性に「お前、夕凪か?」と声を掛けられました。人違いと直美は言いましたが、気になった直美が夕凪について聞いてみると、夕凪はもういい年で、昔世話になった女郎だと言う…。
しかしそれ以上の話は聞けず、後を追うと寛太の姿を見つけ、隠れる直美。

直美とよく似た女郎…直美の母親でしょうか。そして、寛太がまた現れました!
第39話ネタバレあらすじ「こんな歳になっても、悲しいの」
りんは、医師の部屋を訪ね、今井に「ついたてがあるとはいえ、男のご家族の前で診察されるのは辛いのではないか、病状を聞くことも」と言い、診察室での診察はどうかと申し出ました。

藤田は「小娘でもあるましし」と言いますが、「そう思って我慢している」とりん。
すると外科助手・黒川が、千佳子は手術を拒み続けているので「何か方法を変えてみるのも一つの手」と言い、りんの意見が通りました。
りんが千佳子の病室へ行き、武野と元彦の前で診察室へと誘うと、素直に従う千佳子。
直美の方は、夕凪と似ていると言った男をつけていると、寛太に声を掛けられました。男から聞いた夕凪という女郎ことを話すと、「調べておく」と寛太。そして、あの辺りには近づかないほうがいい「あの男もろくでもない」とも。
寛太の親兄弟はみんな亡くなっているので、人生は全部、自分だけのもの。しかし、「自分だけだとふんばりがきかない、悪いことをしても歯止めがきかない、親兄弟のためならきっと…」と寛太。

一方、りんは千佳子の病室で双六を広げました。上がりは「絶世の美女」。

もしかしたら、直美が買ってくれたもの?
最初は断った千佳子でしたが、だんだん乗り気に。サイコロを転がすと千佳子は医師に、りんは夫定めに。そのことからりんが離縁をした話にもなり、子供がいることなども話しました。
千佳子が幼い頃の上がりは「奥様」だったという。

りんも、そうでした。
千佳子は祝言の日のことを話し始めました。
恥ずかしくて何も話せない自分に、夕映えを見て「空がきれいですね」と主人が言った。そして「空を見てきれいだという人が夫で良かったと思った」と。
更に、人は思っているより変わらない。歳をとっても気持ちは変わらないと「こんな歳になっても、悲しいの。胸がなくなることが。胸のない私で夫の隣にいるのが」と千佳子。
そして、そう思いながらも口に出せず、ならばいっそこのままと思っても、やはり生きたい。「どうしてこんな意地悪な病があるのか、どうして自分が…。武家の女と言いながら少しも腹がきまらず…」と涙ながらに話します。
りんは何も言えず、千佳子の背中にそっと手を添えました。

第40話ネタバレあらすじ 手術への立ち会いが決まったりん
院長の多田、副院長の渡辺、外科教授の今井の間では、「藤田君の言うように、看護婦見習の不始末で退院としてもらうのが一番傷が浅い」と、話がまとまりつつありました。
直美は、杉山のために、用務員・万作に男の人が使う杖を作って欲しいと頼み、りんは背中に置ける板のようなものを頼みました。

椅子には背もたれがあるけど、座敷やベッドに座っている時はない!
そこへ、バーンズもやって来て、台をもう一つとお願いに来ました。そして、りんに「患者から学びを受けているようですね」と言いました。
りんは、バーンズに千佳子から言われた話を相談しました。

バーンズから直美も意見を聞かれ、寛太の「自分のためだけだと踏ん張りがきかないけど、親や兄弟のためなら…」という話をしました。
りんが、しかし千佳子から聞いた話を話すわけにはいかないと言うと、「言っていいことと悪いことがある」とバーンズ。
翌日、りんが元彦に話をしようとすると、ちょうど今井が呼びに来てしまいました。
しかし、元彦がりんの苗字を聞き「元家老の一ノ瀬」との関係を聞いてきました。りんが父だと言うと「一ノ瀬信右衛門殿のご息女!」と元彦。元彦はりんの父親の言葉のおかげで「誤らず身を処することができた」と感謝をしていました。
今井の出る幕はなくなってしまいました。
元彦とりんは話をすることに。
りんは、千佳子から祝言を挙げた時の話を聞いたと言い、「夕映えがきれいだった、空がきれいと思う人が主人でよかった」と言っていたと告げました。
更に、「奥様の病気は1人で心の内に抱えるには重すぎるのかもしれません。自分の看護では力不足で申し訳ありません」とりん。
元彦は千佳子の病室へ戻り、手術を受けて欲しいと頭を下げました。そして「私のために手術を受けてくれないか?私のために生きて欲しい。共に見たいのだ、美しい夕映えの空を」と言いました。「しかたありませんね、手術を受けます」と千佳子。
その後、りんが千佳子の病室を訪ねると、「おしゃべりね」微笑む千佳子。

千佳子の手術は明日に決まりました。そして、りんに「見習いなら、手術に立ち会わせて差しあげる」と千佳子。
バーンズからも、りんの手術への立ち会いが、正式に認められたと発表がありました。
「患者は人、人は強くて弱くて、それゆえうそをつくことがある。しかし、体はうそをつかない。人を知ってください。体温のある肉体を知ってください」とバーンズ。
りんの手術の立ち会いを羨ましがる仲間たち。
しかし、千佳子はりんの勉強のためにと言っていたが、「うそをつかれたかもね」と直美。その言葉に、りんはもう一度千佳子の病室を訪ね…。

手術の前日…かなり不安なはず…
