直美は、大家から小川直美になりました。恵風看護婦会も順調です。
シマケンとりんも気持ちが通じ合いましたが…。
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第101話ネタバレあらすじ
シマケンは宣言通り執筆に励み、りんはシマケンを支えながら仕事に励んでいます。
ある日、恵風看護婦会に帝都医大の木村が訪ねてきました。木村が受け持っている患者が自宅看護を望んでいるという。
患者は、宮川佳枝(相田翔子)、宮川男爵家の奥様。ロイマチス(リュウマチ)を患っていて、完治するための治療法がないため、長期的な看護が必要になるという。
直美は木村の依頼を引き受け、りんに「元家老の娘・一ノ瀬りんを、うちの看板看護婦にする」と宣言。
裕福な患者が増えないと、お金のない人の看護ができない、と。

直美の一番の目的はお金のない人の看護…
一方、りんの妹の安は無事に女の子を出産し「律」と名付けられ、直美と吾郎も穏やかで幸せな日々を過ごしています。

そんな中、槇村はシマケンとは逆に、小説家を辞め出版社の社員として生きていくと言います。「お前を置いて、俺は幸せな凡人になる」と槇村。
シマケンは、初めて執筆中の小説を槇村に読ませました。

今まで読ませなかったのは、ライバルと思っていたから…
虎太郎は、恵風看護婦会に薬などを納品した帰り、田之上屋でりんとシマケンが仲睦まじく過ごす姿を目撃してしまいます。
りんが帰ったのを見計らって、虎太郎はシマケンに「つきあえ」と声をかけました。
シマケンの部屋で酒を飲む2人。

「自分には学がない。東京の人並みになるのに必死だった。必死で努力して、いつか、りんの隣に立とうと…。でもりんは…」と虎太郎。
シマケンが「僕は、小説家として世に出たいという我欲の塊で、かといって彼女の幸せを遠くから祈るのも嫌で…」と言うと、虎太郎は「りんに養われて平気なクズだったら、俺も笑えるのに…。じゃあ、血へど吐くまで努力しろ!」と言って寝てしまいました。
その後、シマケンが小説を綿貫編集長に見せると、上からも連載の許可が出たと、「連載開始は再来週の月曜日」と言われました。

とうとう!
第102話ネタバレあらすじ
「再来週の月曜、見てください。明光新報!」と早速りんに報告し。喜び合う2人。

いよいよ結婚と、しのぶと直美も喜ぶ中、りんの男爵家への派出看護が始まりました。

しのぶは、何か話したいことがあったみたいでけど…
ロイマチス(リュウマチ)は、当時治療法がありませんでした。
りんが体調を聞くと、宮川佳枝は「今日も昨日も良くない、明日も明後日も…。何をしていただいても治るものではない」と悲観的。
一生、誰かの手を借りないといけない…。自分の体には、すっきり治ったという日は来ない。治らなくて辛い日か、治らないけど心地よい日のどちらか。
りんが、手を暖め拭いてあげると、「あなたの手は、とても心地いいわ」と佳枝。

りんは、佳枝の看護を今後も任されることになりました。
恵風看護婦会に帰り、直美に報告していると、しのぶが具合悪そうに…。
2人は心配しましたが、しのぶはおめでたでした。
「4ヶ月。ごめんなさい、迷惑かけて」と謝るしのぶに、バーンスなら「妊娠を迷惑などと看護婦が口にするのは断じて許しません」と言うと、直美。
りんと直美は、しのぶを祝福しました。

一方、美津から襖の張替えを頼まれ、そのまま寝込んでしまったシマケン。

執筆が忙しくあまり寝ていない?
美津の「でれすけ!」にやっと目をさましたシマケンとりんの様子を見る美津は、どこか嬉しそう…。
そのシマケンの元に思わぬ来訪者が訪れました。
浜松の実家を継いでいる兄嫁の絹が、兄の万太郎を探しに来たのです。
万太郎は借金を作っていなくなってしまった。新しい事業の投資に失敗し、親戚にもお金を借りていて、母親はあちこちにお詫びに回っているという。
兄の行き先に全く心当たりのないシマケンは、絹にできることは何でもすると伝えましたが…。
そして、シマケンの小説が載る日。
りんはすぐに新聞を開きましたが、そこにはシマケンの小説はなく…。
シマケンは編集長に理由を聞くことに。
急に差し替えが決まったと、最初は謝まった綿貫でしたが、「小説を書かせてもらえるなら、書評も書く、記者でも何でもやる。紙面に載せてもらえる努力をする」と必死なシマケンに、綿貫は謝りました。
そして「今まではっきり言わなくて申し訳なかった。君の文章は純粋で美しい、が、極めてどうしようもなく強さがない」と綿貫。

つまり、シマケンには才能がないと…。
返された原稿を、泣きながら部屋で破くシマケン…。
第103話ネタバレあらすじ
りんは、シマケンを心配して自宅を尋ねました。シマケンは連載がなくなったことを話し、「小説家は、もう…諦めることにした。僕には無理だとわかるのに、随分かかった」と言いました。

しかし、逆に仕事が順調なりん。
シマケンは、かつては2人で一緒にとんびを飛ばしたが、りんは今では立派な看護婦で、自分はずっと何者でもない人間のままだという。
りんは、シマケンが、たとえ何者であっても何者でなくても、「私には、ただ、いとおしい人です」と言いました。
思わずりんを抱きしめ「それは、僕が言いたかった」とシマケン。

シマケンが小説家になれなくても、2人には上手くいって欲しい…
ある日、恵風看護婦会に、「お金がなくても看てもらえると聞いて…」とヤエという女性が訪ねて来ました。
隣に住む身寄りのないおじさんがケガをしたといい、その人は右足を動かせないと言います。詳しく話を聞き、直美は看護に行くことにしました。
身寄りのない男の名前は平蔵(太田光)。
本人は、転んで頭を打っただけだと言い酒をあおりますが、打った場所が頭なので、直美は強引に町医者に診てもらうことに。
頭のケガは大丈夫ということになり、平蔵は、なぜ無料で看護をするのかと直美に聞きました。
「医療や看護を受けられない貧しい人や、弱った人にこそ手を差し出したい」と直美が話すと、「俺は体を壊して稼げないから貧乏だ。病気しているから体も弱い。けど、弱い人間じゃねえと思っている」と平蔵。


返す言葉がない直美…
その頃、田之上屋では、シマケンとシマケンの兄嫁・絹と甥っ子の文四郎が会っていました。
絹はシマケンに、浜松に戻って来て欲しいと言いました。
夫はもう帰ってこない。店も家も全部借金の形に取られ、来月には住む所がなくなる。親戚中から借金をして逃げた夫のせいで誰も助けてはくれない、夫の母親も寝込んでしまっている、もうどうにもならない…。
「お願いします。助けてください」と泣き出す絹に、文四郎は、変顔を見せて絹を笑わせ…。

文四郎君、とってもいい子!そしてシマケン、これじゃあ、助けないわけにはいかない…。
その後、シマケンがりんの自宅へやって来ました。
シマケンは、浜松の実家へ帰ることにしたと言い「僕と一緒に浜松へ来てほしい」と言いました。
りんは、考える時間をほしいと言いましたが…。

シマケン、実家の事情は話さないまま…。
第104話ネタバレあらすじ
雨の日、りんは佳枝の元へ。
この日の佳枝は調子が悪く、手のこわばりで食事が思うようにとれず、落ち込んでいました。
そんな佳枝を気遣ったりんは、スプーンを持ちやすくなる工夫をし、佳枝は笑顔でご飯が食べることができるように…。
仕事が忙しいりん。りんに会えなくてとんびを飛ばすシマケンに、環は「お母さんに看護をお願いしたい患者さんがいっぱいいるみたい」と言い、直美は「りんは恵風看護婦会の看板」と言います。
シマケンとりんのことを気にかけている美津は、「そろそろ自分のためも考えなさい」とりんに言いました。
りんはシマケンに会いに行き、一緒に行きたいが、恵風看護婦会のことや家族のことを考えると悩んでしまうと話しました。
すると「苦しませてゴメン。僕たちは一緒に生きていくべきではないと思う」とシマケン。
それでも、一緒に生きていきたいとシマケンの手を握るりんですが、そのりんの手をシマケンは「大勢のために働くすてきな手だ」と離し、別れを告げました。

家に帰り、1人、泣くりん…。
シマケンの決断には、田之上屋のチュウも納得できません。
しかし「実家の後始末で戻る、りんさんは巻き込めない。彼女が知ったら何とかしようとする。それは、僕が嫌だ」とシマケン。

じゃあ、こうなることを覚悟で浜松行きを誘った⁈
りんは直美から、何か訳があるのかもしれないと背中を押され、もう一度シマケンの部屋に向かいましたが、途中、具合の悪そうな人を見かけ放っておけず…。
その後シマケンの部屋に行くと、もう出て行った後でした。
恵風看護婦会に帰り、直美に「もういい。この手は患者さんのために使いたいと分かった」とりん。
直美はその手が好きだと、りんの手を強く握りました。

第105話ネタバレあらすじ
シマケンが去ってから2年が経ち、世間では、日本軍の作戦を指揮するための最高統帥期間・大本営ができたと噂に。

大本営発表って、今では信用できない情報のことだけど…
新聞には、朝鮮半島に軍隊を派遣したという記事…。戦争の足音が忍び寄ってきていました。
そんなある日、薬の配達の担当が変わると虎太郎に告げられます。虎太郎は朝鮮に行き、内地から送られてきた薬を現地の部隊に納める仕事をするという。
戦いに行くわけではないものの、戦地に向かう虎太郎を心配するりんですが、虎太郎は「志願した」と言いました。

上にあがるために、人が知らないことやできないことを…
かつては、りんと対等になるためにと頑張った虎太郎ですが、今では、自分がどこまでいけるのか試してみたいと言います。

直美は平蔵の看護を続けていました。
直美の夫は軍人。「生き残るんだったら、手柄なんか立てようとせず、じっとしていることが一番」と平蔵。
平蔵は戊辰戦争の生き残りでした。背中には大きな傷跡…。

戊辰戦争で明治時代に切り替わっていった…
酒を飲み過ぎる平蔵…。直美は、酒瓶に「酒一杯 水一杯」と張り紙をし、平蔵に「お酒を控えて、もっと生き残ってください」と言いました。
直美の家では、今夜も吾郎が鼻歌をうたいながら夕食の準備です。

「出征したら、ずっと炊事班長がいい」と吾郎。
出征という言葉に驚き、吾郎が軍人であることを自覚し「お国のためとかどうでも…。吾郎さんさえ…」とこぼす直美。
ある日、恵風看護婦会に多江がやってきました。
多江は、結婚もせず看護に全てをささげてきたと言い、帝都医大で看護婦取締となっていました。

りんが病院を去るとき、多江はここで出世すると言っていた!
多江のもとでも、「派出看護頼むなら恵風看護婦会の一ノ瀬さんで…」という人がいると言います。
そして多江は、「広島の陸軍の病院に篤志看護婦として行くことにした」とりんと直美に報告。
篤志看護婦とは、ボランティアで負傷兵の看護に従事した女性のことで、看護婦の資格のない上流階級の女性が多数参加。捨松も。
そして多江は「傷ついた軍人さんたちをしっかり看護して、看護婦の未来に貢献してきます」と宣言しました。
感想
やはりシマケンと別れることになってしまいました。もっと幸せな2人の時間を過ごしてからでもとは思いましたが…残念。
直美の夫は軍人。直美のモデルとなった鈴木雅という人物は、軍人と結婚したが病死され、その後看護婦となっていますが、ドラマでは看護婦となってから出会っています。
鈴木雅が、夫の死後はシングルマザーとして進んでいることを考えると、吾郎さんは…⁇ 同じ道をたどるとは限りませんが、不安です。
虎太郎が、何だか気の毒で心配。
そして多江も…。
日清戦争の後、看護婦の見られ方が変わったと言われていますから、多江も含め、当時の看護婦たちは頑張ったのだろうと思います。
そして、戦争は人々の生活を大きく揺るがすことになりそうです。
