助産婦・倉田が光井の母親…?
「いや、ない、ない…」と光井。
第4話「出産の現場で奇跡は起こらない?」ネタバレあらすじ
本当に倉田が自分の母親なのか、気になって仕方ない光井ですが、「怖くて聞けない…」と、頭を抱えてしまいます。
そんな中、お金も身寄りもない専門学生の妊婦・三浦恭子(大原優乃)と、パートナーの佐山真(浦上晟周)が母子救命救急班に。
2人は、5年前の列車脱線事故で家族を亡くした遺族の集まりで知り合い交際しているものの、まだ結婚前で妊娠は予定外だった。しかし、生まれてくる新しい命と一緒に生きていきたいという。
光井は早速検査をするとことに。

赤ちゃんは28周目、すると、エコーを見ていたスタッフの顔が曇りました。
お腹の赤ちゃんは「先天性上気道閉塞症候群」。喉や器官が塞がっているため、産まれても自力で呼吸をすることができない可能性が高い。
どのように伝えるかと悩む光井ですが、富永は「出産の現場で奇跡は起こらない」と断言し、2人に「助かる可能性は、せいぜい10%」と残酷な現実を突き付けてしまいます。
2人の家族が乗っていた車両は8両目、9両目に乗っていた人は助かった…。恭子は「私たち、何か悪いことしましたか?何で私たちばっかり…」と泣き出しました。
診察室を出た富永を追いかけ「あの言い方は、さすがにない」と光井が言うと、富永は冷たい眼差しのまま「私は、ありのままの現実を繰り返し伝えるまで」と言い、去って行きます。
光井は、更に富永を追いかけ、「こんなふうに、たまには笑ってみてください」と笑顔の見本を見せますが、富永に鼻で笑われ、じだんだを踏む光井…。
「EXIT」
富永に現実を突き付けられても、お腹の子は今、生きている…。2人は光井に、「子供が助かる可能性を知りたい、諦めたくない」と言いました。
光井は、ミーティングを行いました。胎児治療、その1つである「EXIT」。

「EXIT」は、周産期における超高難度オペ。光井と藤堂と富永の3人は経験者でした。

無償で超高難度オペをすることに姫島は難色を示したけど、スルーされた…
帝王切開で赤ちゃんを取り出す際、子宮から上半身だけを出し、へその緒を切らずに胎盤からの血流を維持したまま治療を行う。その状態で気道確保できれば助かる可能性が引き上がる。
しかし、富永も藤堂も却下。
光井は、ドクタージャスティスなら何て言うかと藤堂に言い寄ると「四の五の言わずに目の前の命に執着しろ」と乗せられて言う藤堂ですが、富永は、明らかに現実から目を背けている点があると言います。
「EXIT」はお腹と子宮を大きく切り開いたままの状態を維持する。娩出後、弛緩出血など最悪の場合もあり、子宮全摘になったら、二度と子共は産めなくなっしまう。
倉田にも反対され、「まだ可能性を探る」と口ごもる光井。
「多産DV」
続いてセレブ妊婦の藤田紗耶香(野村麻純)の5人目の出産について。
紗耶香は、立て続けに出産をしていた。4人とも娘で、「そろそろ息子が欲しい」と、夫の浩伸。

成宮さん、何かを感じた!
しかし、急に痛みを訴えた紗弥課を検査すると、切迫子宮破裂の疑いがあるという。
短期間に帝王切開を繰り返したために、子宮の壁が、薄く弱くなってしまっていた。今は16週、こまま子宮が大きくなり破裂すれば、大出血となり母子ともに危険な状態となることから、今回は諦めることに。
浩伸の「まあ、諦めてもすぐ次があるか」という言葉に、倉田は「子宮にとって繰り返す手術は大きなダメージが残る」と話しますが…。
一方、院長はいずれ分院をと考えていました。そのためには力が必要、そのための政界進出。すると、政界に進出する神谷院長と母子救命救急のスタッフの身辺調査をすると、修一。
そこへ、訴訟騒ぎが起きたと連絡が入りました。
紗耶香は成宮たちと話すうちに、「多産DV」と気付き離婚を決意したが、浩伸がプライベート侵害と訴訟を起こしたのだった。
「多産DV」とは、望まない妊娠や出産を繰り返させ自己決定権を侵害。
院長は、それに対しては合法的な脅迫をすると言います。

「事実が公になると困るのは相手。「多産DV」のことを知ってもらうためにも、全面的に争い記者会見をするとブラフをかければ、相手は沈黙する」と成宮。
すると紗弥香は、離婚はするものの、子供は産んで自分で育てたいと希望しました。富永は即座に冷たく「諦めてもらうしかない」と反論。
そして、母子救命救急班に戻った成宮は「紗弥香さん、ホッとしたように見えた」と言いました。

中絶することに罪悪感を感じていたけど、富永に言われたことで、そうするしかないんだと気持ちが晴れた?
富永先生攻略法?
富永の趣味は1人キャンプでした。
富永がいつものように1人でテントを張り「ホ~ッ」としていると、聞き覚えのある騒がしい声が…。状況が把握できずに「なぜ?」と固まる富永。
そして、いつもの4人と藤堂が、富永に構わず隣で宴会を始めます。

そこで、倉田が自分が今まで取り上げた赤ちゃんの数を2000人と発表し、その700人目が富永の奥さんで、院長の娘の香織だという。そして、自分の子供は…「いた。でも今はいない。いや、ここにいる」と倉田。

やはり、光井の母親なの?
そして、富永に促されて本題に。
光井は、三浦恭子のために自分が立てたオペプランを行うと言いました。

今回永坂がいない理由は、そのための自主練!
3分間、藤堂には状態を完璧にコントロールしてもらい、富永にはその間に赤ちゃんの気道確保。
富永は却下しましたが、とりあえず、2人に話すことに。
奇跡に近いことは起こる⁈
光井は、リスクを最小限にとどめ、我が子を抱きしめることもできると説明しますが、永坂は、リスクを説明し「数時間で亡くなるかもしれない。それでも出産に踏みきりますか?」と聞きました。
恭子は、唯一無二の「唯」と名前を付けたと言います。
富永は、出産の現場では奇跡は起こらないとしながらも、「奇跡に近いことは起こる。私も全力で対応に当たります」と言いました。
そして、シュミレーションを開始。
富永は優しいのか冷たいのか…。光井はもやもやをすっきりさせるために、院長に富永について聞きました。
富永は、元々周産期医療の最後の砦、総合周産期母子医療センターにいた。新生児集中治療室に入った赤ちゃんは助かるとは限らない。事情を抱えて生まれた我が子を受け止めきれない母親もいる。「助けてくれなくてよかった」と母親から言われたことも一度や二度ではなかった。
富永は誤解されがちだが、「自分の役割に徹しようとしているだけ」と院長。
容赦なく現実を突き付け、それで諦めるなら諦めるべき。強い思いを抱いていないと、事情を抱えた赤ちゃんとは向き合えない。
富永は「無条件で妊婦によりそうことは、妊婦のためにならない」と、光井に言いました。すると、その2人を「北風と太陽。うん、それでいい」と永坂。
光井が握手をしようと手を差し出すと、後ずさりした富永。そこへ「その手、取らない方がいいぞ」と藤堂。
その藤堂に気に取られている隙に、光井は富永の手を握り、永坂が両手で押さえ込み、満面の笑みで「ようこそ~!」と、仲間にされた富永ですが、いつものままの顔が握手につられて揺れる…。

奇跡を信じて手術開始!
いよいよ手術当日。「全力で行くよ」と光井。
姫島は、本来は学会に報告したいが、公にはできないと嘆きながら、手術の行方を見守ります。

赤ちゃんを半分出したところで、ここから3分。カウントを始め、富永は気道確保へ。しかし、声帯が塞がっていて気管に入らない…。
2分経過したところで母体の心電計がアラーム。富永は気道切開に。あと30秒を切ったところで、挿管成功し両肺が換気開始。
ここで赤ちゃんを出しへその緒を切りました。あとは赤ちゃんの肺が機能していれば…。しかし、肺低形成による呼吸不全で「唯ちゃんは助からない」と富永。
恭子が目を覚まし、まだ少し暖かい赤ちゃんを抱っこしました。奇跡は起きませんでした。
しかし2人は、「唯に会えてよかった」と光井たちにお礼を言い「いつの日か唯の兄弟が欲しい」と言いました。

子宮は残せたから…
恭子が「その時はよろしくお願いします。お金貯めておきますから」と言うと、富永がとても優しい笑顔を見せました。
富永の笑顔は新生児科でも、「見れたらいいことが起きる」と、虹や流れ星的な扱いなのだという。
光井が富永の名前をボードに貼っていると、永坂が「赤ちゃんの看取りは初めてだった」と神妙な顔に。
そして、出産の現場は希望と絶望が入り交じって、感情がぐちゃぐちゃになるが嫌な気持ちではない。「むしろこっちが励まされる」と永坂。
永坂に「命に向き合うってのは、そうういうこと」と言う倉田。
光井と羽鳥は倉田の話を聞くことに。
37年前、コインロッカーの中の赤ちゃんは保護され一命を取り留めた。ちょうど倉田が自分の子を出産した頃だった。しかし死産で子宮を全摘した。倉田は、勝手に運命を感じて母親になりたいと思ったという。
その後、その赤ちゃんが光井明希と名付けられたと聞いていたので、聖フィオナで会った時、倉田はその時の赤ちゃんが光井と分かっていた。
光井は改めて、倉田に何か知っていることはないかと聞きました。
倉田の記憶の中には、赤ちゃんが入っていたコインロッカーに、手を触れ涙する女子高生の姿が…。
しかし「知らない」と倉田は言いました。
感想
今回、「EXIT」と「多産DV」を初めて知りました。
「EXIT」の手順が、とてもわかりやすかったです。残念な結果ではありましたが。
そして、富永先生が大活躍!現実を突き付ける優しさ…。
半ば強引に班に入れられましたが、永坂の「北風と太陽」のくだりには、笑わされました。
倉田さんは、母親ではないとは思ってはいましたが、どうやら誰なのかを知っていそうですね。おしゃべりですが、言わないことは言わない。聖フィオナ病院で働き始めた理由も何かあるのでしょうか…。
そして、そんなタイミングで院長が出てきたので、やっぱり院長が?と思ってしまいましたが、果たして…?
次週は、院内感染です。母子救命救急班がピンチ!
