軽快な主題歌・YOASOBIの「咲き誇れ」に乗って、連続テレビ小説『ブラッサム』が始まりました。
オープニングは、晩年の葉野珠(加賀まりこ)と秘書の藤川優子(松たか子)のやり取りで始まりましたが、この時点で葉野珠はなんと85歳!元気です。
それもそのはず、宇野千代さんは当時にしては珍しく、98歳というご長寿です。

晩年の葉野珠役の加賀まり子さん、宇野千代さんにピッタリ!
それではここからは、朝ドラ『ブラッサム』第1週をネタバレありで詳しく紹介していきます。
第1話「厳しい父親と優しい母親」ネタバレあらすじ
1908年 明治41年の山口県岩国。
葉野珠は4人兄弟の長女。
一番下の子は、まだ生まれたばかり。体調のすぐれない母親に代わって、赤ん坊の俊子を負ぶってすぐ下の弟・守を連れて、頼まれたお使いから帰ってきました。
守は疲れ果てていますが、珠は、満開の桜が咲き誇る錦川に架かる錦帯橋(きんたいきょう)の上から眺めに、「見てみんさい。きれいじゃ。元気になるわあ」と笑います。

錦川に架かる錦帯橋は、5連の美しいアーチを描く、世界でも珍しい木造の反り橋。1673年に創建された日本三名橋の1つ。
葉野家のご近所「岩田屋」の家族は、珠たちの良き理解者。娘の梅と珠は仲良しの尋常小学校の同級生です。幸三から八朔をもらいますが、珠は父親から叱られると冷や冷やしてしまい…。
その珠の父親・清治は、「どけえ!どけえ!」と馬を走らせ、周りから「また、あのクズが!働きもせんと遊びほうけて」陰口を言われる存在。

反対に、珠の母親・リョウは血の繋がりはないもののとても優しく、珠ことを「珠様」と呼び大事に大切にしてくれます。


珠が2歳のとき生みの母親は亡くなった…
清治が家に帰ってくると、家族総出で玄関で出迎えます。清治はじろりと冷たい視線を浴びせ、座敷に上がると珠を呼びつけ、カナリアの餌がないことを責めました。
珠がカナリアの餌を買いに行こうとすると、遠くで雷が…。
雨が降り始めても傘を差して買いにいこうとする珠に、引き留めるのではなく「はだしで行け」と清治。更に「この間、草履をぬらして駄目にした。足はぬれても腐らん」と。

ひどすぎる!なぜ、そんなに…。
珠はいいつけに従い、裸足で雨の中を走っていると、岩田屋の夫婦が心配して草履を履かせようとしますが、「お父様(ととさま)に叱られますけえ!」と、そのまま走り出します。
帰ってきた珠の足をお湯で拭くリョウ。清治が出かけていたので、笑いがこぼれる親子ですが、珠は少し不安も感じているようです。
第2話「いやじゃない父親と不安な母親」ネタバレあらすじ
珠は、久しぶりに梅と尋常小学校に。
学校の教科書を読むのが楽しい珠は、授業を受ける前に教科書は読んでしまいます。そのせいか、朗読はお手のものなのですが、声が小さいと先生から指摘されてしまいます。

普段は元気にしゃべるのに…、何だか委縮してる?
そして、次のつづり方(作文)の時間までに『父』について書くようにと宿題を出され、困惑してしまう珠…。
その日の帰り道、友達から一緒に遊ぼうと誘われますが、珠は帰らなければならない…。父・清治からは、「外だけでなく、家でも遊んだりはしゃいだりしてはいけない」と言いつけられていたのです。
しかしその清治は、鳥かごで飼っているカナリアに「窮屈そうじゃの、お前も…」と、つぶやいたりします。

清治さんも窮屈ってこと…?
珠が家に着くと、清治が大きな声で「こんなよれた羽織で外が歩けるか!」と、母・リョウを怒鳴りつけていました。
珠がすぐに、自分のせいだと謝ると、清治は珠を睨みつけました。

そして清治は「お前か。来い!」と、珠を薄暗く、カビ臭い蔵に一晩閉じ込めました。
しかし珠は、泣き出すのではなく「天国じゃ」と喜びます。
蔵の中には新聞や雑誌や小説が山ほどありました。珠の大好きな本が読めるのです。光が差し込む場所で読んでいますが、夜になるとさすがに真っ暗に。
すると、リョウが灯りとおにぎり持って来てくれました。リョウは申し訳なさそうにしますが、珠は、灯りのおかげで本の続きが読めると笑顔を見せます。

珠は、リョウに学校の作文の話をしました。
あまり喋らずよく怒り、近所からは「クズ、ひどいやつ」と言われている父・清治を、どう書けばいいのか…。珠自身は「いやじゃない」と感じていますが…。
すると「そのまま書いてみたら?正直に」とリョウ。
今、蔵に2人きり…。珠は思い切って、リョウに「なぜ自分を大事にしてくれるのか、名前に様まで付けて…」と聞いてみました。
リョウは珠の母親が亡くなり新しい母親として初めて珠と会った時を回顧し、「可愛いらしゅうて、特別大事にせんといけんと思った」と明かしました。

回顧シーンでの清治さん、優しい顔をしていた!
しかし珠は、優しくて大好きな母に不安を感じてしまいます。それが何故なのかは、自分でも分かりません…。
第3話「清治の窮屈」ネタバレあらすじ
朝になると、リョウが蔵を開けてくれました。
学校に行くと、父についてのつづり方は書けたと言う梅ですが、珠はまだ書けずに悩んでいました。
一方、清治の元に、本家の酒造からの使い・彦松が来ました。長男の清治は、家督を弟・清重に譲った代わりに、働かずに毎月お金を受け取っています。
そんな清治に、彦松は「葉野の名がすたる」という清重からの伝言を伝えました。清治は、清重と明後日の昼に一杯やりながら話すことに。
夜、清治が酒を飲んでいると酒が無くなってしまい、珠が買い物に行かされることになりました。
「酒3合と、イカとワケギのヌタあえ、メバルとタケノコの煮つけ、それと株の風呂吹き」
間違えたり忘れたりしないように、珠は何度も繰り返しながら、買い物へ。店に着き、ちゃんと注文できたと喜んでいると、店主からは「親父がクズじゃと苦労するのう」と言われてしまい、顔が曇る珠。
家に帰ると、清治は「合うちょる」と満足そう。珠も笑顔になりました。

だけど、珠が部屋を出ると、清治はため息をついて…
翌日、清治と清重が、久しぶりに顔を会わせました。
酒を勧め、食事を出す清治。清重は兄がまっとうになったと喜んでいますが、出された丼のフタを開けると、中からは可愛いひよこが4匹飛び出して来ました。
驚いて後ろにのけぞる清重に、清治は笑いながら「これが答えじゃ。意地でも働くかあ」と言いました。
親父に泣きつき、清治が身を引いてくれれば毎月金を払うと言ったのは清重…。その清重は足が悪い…。
清治は「今のお前があるんは、わしが身を引いたおかげじゃろうが。わしは一生自由に暮らす」と清重を睨みました。
しかし「そがあなことしても、兄貴の窮屈は…変わらん!」と清重。
珠の作文はというと、「私の…、父」で止まり、何とか書こうと頑張りますが、うたた寝してしまいます。
そして、厠に起きた珠が襖を開けると、そこには…!
月明りに照らされた縁側で、カナリアと向き合う静かな清治の姿がありました。

その光景を見た珠は、作文を一気に書き上げました。

これは…、どんな作文を書き上げたのか、気になりますね!
第4話「珠の作文」ネタバレあらすじ
翌日学校へ行くと、先生の提案で、次の作文の授業で父親の前で発表することになってしまいました。思わず「えっ⁈」と大きな声を出してしまう珠。

どうやら、清治の悪いことも書いたらしい…
「参観できるお父上がおったら、おいでいただいても構わない」というものなのですが、それでも清治に黙っているわけにもいかず、リョウと相談し伝えることに。
リョウと2人で恐る恐る話し、珠が「でも仕事の都合もあるでしょうし」と言うと、「仕事などない」と、あまり興味を示さない清治。
発表の日、参観する父親の中に清治の姿はあるませんでした。しかし、珠の発表の番になった時、清治が教室に現れました。

小さい声で読み始めた珠は大きな声で読むように先生に言われ、しっかりとした口調で読み始めました。
父親からよく叱られ、それを理不尽に感じている、と始まった作文ですが…。
父は仕事らしい仕事をしたことがなく、「放蕩無頼」や「横道」と言われます。しかしある夜、父は縁側に1人座り、カナリアをじっと見ていました。我が家で何より心を寄せる愛鳥に見せる父の横顔。月に照らされ笑っているような、どこかもの悲しいようなその表情は、今まで見たことがないものでした。そこに、放蕩無頼の徒は見当たりませんでした。
と、珠が読み終えると、静まり返った教室内に、清治の大きな笑い声と拍手が響き渡りました。
「放蕩無頼」は仕事もしないで、酒や遊びにふけり勝手な行動をすること。「横道」は人としての正しい道から外れていること。最後は、そこには世間が言うような放蕩無頼な人間はいなかったと表現。

珠は本好きだけあって、難しい言葉を知っている!
その後清治は、珠の作文が気に入った様子で「こがあな書いて、お前、変わっちょるのう」と笑います。更には、ご近所にも読ませようとするほど…。
家に帰り、リョウにも作文を見せると、「こんなん書いたん?」とリョウは驚きますが、「けど、褒められた」と笑う珠。
それからしばらくは、穏やかな日々が続いていたのですが、ある日、リョウの不注意でカナリアを逃がしてしまい、カナリアがいなくなったことに気付いた清治は、激しく動揺します。

そして、リョウが餌をあげようとして逃がしてしまったと知ると、「このトンマが!」と、鳥かごを投げつけ激怒。
何も知らない珠が家に帰ると、清治から、カナリアを逃がしてしまったリョウが出ていったと聞かされました。
「実家にでも行ったんじゃろう。お前だけ置いて行かれ…。珠様、珠様と言っていても、いざとなったらこの有様」と清治。
珠は、リョウはそんなことはしないと言い、カナリアを探しに出て行きました。

リョウさん、戻ってくるよね…?
第5話「みんながおる この家」ネタバレあらすじ
珠はカナリアを見つけ出そうと必死に近所を探し回ります。
一方、実家に逃げてきたリョウは、両親から「あきれた男じゃ。あの家には帰らんでええ」と言われますが、残してきた珠が気がかり…。
しかし、両親からは「血のつながらない子供のためにお前が辛い思いをするのは、わしらはもう、耐えられん」とまで言われてしまいます。

そして、いくら探しても一向に見つからないカナリア…。珠はリョウの実家へ向かいました。
珠は、締め切られた戸の前で、自分が必ずカナリアを見つけるから帰ってきて欲しいと訴えますが、リョウの父親からは帰るように言われます。
しかし「血がつながらなくても大事と言いよったろ?何で出て行った?ホンマの娘じゃないけえ?ねえ、お母(かか)!…」と泣きながらリョウへの思いをぶつける珠。
リョウは家の中で涙をこぼしながら黙ったまま…。
珠が諦めて帰ろうとした時、リョウが出て来て珠の手を握り謝りました。
珠はその時、初めて会った時もリョウが手を握ってくれたことを思い出しましたが、リョウは逆だと言いました。
小さな珠の小さな手がリョウの手を握り、リョウは「珠様」と言い握り返した…。
今度は珠がリョウの手を握り返しました。
「珠様」と呼ぶことで不安にさせてしまうことを心配するリョウですが、珠は、「これからもずっと、珠様がええ」と言い、みんなで清治の元へ帰りました。
家の中は清治が暴れたままになっていました。
珠とリョウでカナリアを見つけられなかったと必死に謝りますが、怒りが収まらない清治は「どうするつもりだ!このトンマが!」と怒鳴りつけます。

少しは反省しているかと思ったら…
すると珠が、「もうどやさんでください!カナリアは戻らん。カナリアなんかどうでもええ。うちは、お母のほうが大事じゃ!」と清治の前に立ちふさがりました。

そして今度は土下座をして、「うちはここにおりたい!うちには、ここしかないんです!」とお願いする珠。
ここの何がいいのかと清治に聞かれ、珠は「お父様とお母と、みんながおる。うちはこの家におりたい」と清治を真っ直ぐに見つめて言いました。
清治に「好きにせい」と言われ、ホッとして泣き出す珠。
そして5年が経ち、大正2年(1913年)、珠は高等女学校の4年生になりました。錦帯橋から満開の桜が咲き誇る錦川を眺め、「きれいじゃ」と笑う珠。

石橋静河さんにバトンタッチです!
感想
珠の子役の村上蘭ちゃんの堂々たる演技、良かったですね~!
リョウを守るために清治に立ち向かい、清治の怒りをおさえました。村上蘭ちゃん、この週で終わりかと思うと残念です。
それにしても清治がすごいですね。このあたりは史実に基づいていて、実際に宇野千代は、自分の父親を「奇人ないし狂人」と表現しています。
それでも、どこか哀愁を感じるのは、渡部篤郎さんだからなのでしょうか…。
リョウも帰ってきて、一安心。
そして、あっという間に女学校の4年になり、次週はなんと、お嫁入り⁈
珠は、まだ16歳では…。

