シンシーに別班を売ったのは野崎だったが、佐野によれば、それは潜入捜査のためだった。
5年前、北朝鮮に対する諜報活動を行っていた野崎の下で動いていたのは、チョウ・ケイシと、憂助に似ているというリュウ・ミンシュエンの2人だった。
物語は、どこから始まった?
第15話ネタバレあらすじはこちら
1話から10話までのネタバレあらすじこちら
それではここからは、日曜劇場『VIVANT』の第15話をネタバレありで詳しく紹介していきます。
第16話「物語の起源は5年前 愛に生きた男」ネタバレあらすじ
2018年、日本公安の中で実績・実力トップの野崎が北京に赴任したことで、東側の諜報員・工作員、特に中国の工作員は24時間体制で野崎をマークしていました。

常に誰かに見張られている⁈
野崎エはージェントに会う時も、エージェントが特定されないよう細心の注意を払い、密室で接触。そんな中、リュウ・ミンシュエンは、野崎に恋愛感情を抱いて…。
野崎を愛おしそうに見つめるリュウに「お前の思いには答えられない、天地がひっくり返っても」と野崎。
しかし「いいんです。見返りを求めているわけではありませんから」とリュウ。


堺さん、1人3役⁈
リュウもチョウも、日本生まれの日本育ち。徹底的に身辺調査を行った上で採用したエージェントでしたが、野崎は、チョウには中国の諜報員である可能性を感じていました。
リュウとの別れ
2ヶ月後、リュウは北朝鮮の弾道ミサイルの責任者が北京入りするという情報をつかみ、動向を追っていました。
そして、憲法招待所に入ったことを確認し、弾道ミサイルのスケジュールが把握できる絶好のチャンスがやってきたと、野崎に報告。
内部に浸入するというリュウに、「危険すぎる。相手を軽んじ己を過信するな。これは諜報の鉄則」と、野崎は撤退を命令しましたが、リュウは手柄を立てていけば、野崎がいつか自分を受け入れてくれると、潜入を実行。
そして、そのまま行方不明に…。
一週間後、佐野は北京に飛び、野崎に北朝鮮から送られたきた映像を見せました。そこには、拷問を受けたリュウの姿。

北朝鮮は、リュウの解放の条件に、日本が逮捕していた工作員3名の釈放を要求してきました。期限は4月30日午前0時。
しかし野崎は、その交渉の場につくということは、リュウがエージェントであると認めることになり、ますます中国との関係が悪化し、外交問題に発展すると懸念。
野崎は、リュウを助ける計画を立て、期限ギリギリで監禁場所を特定し突入を決断しました。
集めた傭兵に、日本の仕業と思われないように、囚われている人質は国は関係なく全員救出するようにと命令し、「リュウは掛け替えのない大切な部下。どうか助けてやってくれ」と、深く頭を下げました。
しかしその時、連絡が入り、リュウが殺害された画像が送られてきました。
自責の念にかられた野崎は、日本に帰ることを決めました。
北京最後の夜、野崎の滞在先のホテルの部屋に、ハン・リンシンが来ていました。

この時点ですでにシンシーの責任者になっていたハンは、野崎をシンシーに誘いに来たのですが、もちろん野崎は断りました。

野崎に2重スパイをやれと⁈
シンシーの狙いは?
野崎が帰国して一ヶ月後、チョウが現れました。
チョウは中国の公安ではなく、シンシーに所属していましたが、逃げてきたと言います。そして、野崎にハンの誘いに乗るようにと、3枚の写真を見せました。

そこに映っていたのは、7年前に自殺した核融合研究者・エリシャ・ママドフ。核融合とエリシャ・ママドフについては、AIハヤトが説明。

現在は、海水から抽出した水素で核融合反応を発生させる研究が進められ、反応を起こさせること自体には成功している。しかし、安定して持続化させることが難しく、実用化は50年先とされているが…。
8年前にエリシャが核融合を持続化させる技術を発明したとされた。そうなると、化石燃料や原子力が必要なくなり、オイルマネーで発展してきた国々が一気に危機を迎え、技術を独占した国が瞬時に世界の覇権を握ることになる。それを恐れたエリシャは、データを完全に抹消し行方をくらました。
データはエリシャの頭の中にしかない…。
各国諜報員・産業スパイが必死にエリシャを捜したが、実は発明はデマだったとされ、諜報員たちはエリシャの捜索から撤退。
その3か月後に自殺したエリシャの遺体がシリアで発見されたが、更に3か月後にはエリシャの姿が確認されていた。
どこかの情報ブローカーがエリシャを捕獲し、発明データを最も高く買ってくれそうな中国に話を持ちかけていた。
しかし、発明がデマという疑いもあり、中国公安は、シンシーに調査をさせることに。するとハンは、エリシャに何度も会い、シンシーの中でも優秀な人材をつぎ込んで長い時間をかけて調査。
「ハンは、エリシャの発明をデマではなく本当だと確信している」と、チョウは野崎に言いました。
更に「核融合技術は1国が独占すべきものではない。他国と協調できる国が主導し国連を通じて正しく共有しなければ、世界はとんでもないことになる」と。
エリシャはデータを渡すことに条件を出していた。しかしチョウによれば、ハンはまだその条件に応えられていないという。そして、ハンはテントについて必死に調べていた、と。
潜入捜査の足掛かり
チョウの話を聞き、日本の公安は核融合の話が真実がどうか見極めるべきと判断し、シンシーの実態を探るチャンスでもあることから、野崎を潜入捜査させることに。
その年の暮れ、ハンが野崎に再び接触してきました。
野崎が「嫌になっちまった。命を削って国につくしても、残るのは微々たる退職金とろくでもない天下り先」と、お金に執着して見せると、別班を「散々やられている、数えきれないくらい」と恨んでいるハンは、別班の情報を買うと野崎に持ち掛けました。
「国家機密レベルだ、それなりにもらうぞ」と野崎は言いましたが、公安も別班については、何の情報も持っていませんでした。
野崎はまず、日本で別班を調査し始めたが、別班は何一つ証拠を残さない。そこに、テントが世界を震撼し始めた。野崎はテントの周囲に必ず別班が現れると読み、バルカで別班が来るのを待っていた。そして憂助と会うことに。
一方、野崎がシンシーと接触した後、野崎と佐野の動きや会話がシンシーに漏れ始めた。
シンシーは野崎のダブルエージェントを疑い監視している…。しかし、それを下手に調査をすると、野崎のダブルエージェントがバレてしまう。
そこで、月島のもんじゃ焼き「おふだや」で、もと公安の諜報員だった女将さんの協力を得て、秘密はそこで話すことに。
ハンはテントの情報も別班の情報もなかなか得ることができずに、あせって、野崎に頻繁に連絡をするようになっていた。
そこで野崎は別班員と引き換えに、自分を保護させることを確約させ、潜入の足掛かりを作った。
野崎からのメッセージ
憂助が急所を外して撃った別班員の回復後、野崎は4人に接触したが、野崎が何を尋ねても4人共何一つ口を割らない。その屈強な姿を見た野崎は、どんな拷問を受けようと、彼らなら2ヶ月間生存できると確信。
野崎は、その2ヶ月以内にかたをつける算段で動いているという。
そして、「別班員の居場所が分かれば、必ずサインを送ってくるはず」と佐野。
憂助が分かっているのは、東条の口座への振り込み金額と「πのような世界」という野崎の言葉。
すると、AIハヤトが、また東条の口座に1億6000万の振り込み申請を確認したと言いました。
2つの振り込み金額を見た憂助は、ハヤトに振り込み額に円周率を掛けた数字の上から10桁だけを表示し、座標にするように命令。
すると、今は誰も住んでいないシャキ城跡地「Shaki Castle」と完全に一致。
すぐに、シャキ城の上空の衛星をハッキングするように、太田に連絡しました。

そのシャキ城には、連日過酷な拷問を受け、誰かわからないほど顔がはれ上がった4人がいる…。
リュウとの再会!
一方、ハンからまだ完全に信用されていない野崎は、ポリグラフを受けさせられました。結果は、合格でしたが、野崎にとっては「こんなポリグラフ、赤子の手をひねるようなもんだ」と言う人物がいるという。
そこへ現れたのは、亡くなったはずのリュウ・ミンシュエンでした。
「お久しぶりです、野崎さん」とリュウ。

さすがの野崎さんも、うろたえて…
野崎に制止されたにも関わらず浸入した結果捕えられ、地獄を見たというリュウの左頬には、5年経っても消えない3本の傷跡。

食事も水もほとんど与えられず、毎日20時間にも及ぶ拷問に耐えられたのは、「あなたが必ず来てくれると信じていたから」とリュウ。
しかし、日本が何も動かないまま期限が迫り、業を煮やした彼らは、リュウに銃を突き付けた。「見捨てられたみたいだぞ」と言われたリュウは、殺される手前で「私は、シンシーの諜報員として日本大使館に潜入していました」と言いました。

チョウもリュウもシンシーだった?
そして、ハンが迎えに。日本にはリュウの死亡を伝え、任務は終了。
5歳から日本でシンシーの教育を受けたリュウは、日本大使館にダブルエージェントとして潜入させるには、うってつけの存在だった。
チョウはシンシーを逃げ出したことで、殺されていた。
リュウは、野崎が自分を助け出すために、傭兵たちに深々と頭を下げたことを聞いていました。「嬉しかった。涙が出ました。やはり私を愛してくれていたんですね」とリュウ。

「だから、私にそっくりな乃木を可愛がり、乃木だけをシンシーに売り渡さなかった」と、リュウは嫉妬をにじませます。
野崎が、自分はここに骨を埋める覚悟で別班を売ったと言うと、リュウはもの凄い形相で「私に嘘はつかないで~!」と野崎に平手打ち。
その頃、別班のほうでは、AIが作った憂助と薫をテレビ通話させていました。公安に浸入しているシンシーを取り押さえ抹殺しても、この手を使えばシンシーにはバレることはないと。
指令から佐野に、共同戦線を張る提案をしました。野崎もそう考えての行動だろうと憂助。

表の公安と裏の別班が手を組む…最強!
別班員の移送
その頃シャキ城では、別班員たちを別の場所へと移送させていました。
なぜ、別班員を移送させるのか…。それは、野崎のある行動からでした。野崎がルモーに来てからずっと張っていたというリュウ。
野崎は3日間続けて、同じレストランに行き、同じ時間にトイレに立ち、トイレの窓から外を眺めていました。リュウは、野崎が「何かのメッセージを待っているのでは…」と考えました。
3日目の映像では、野崎は何かをメモしていた。リュウは野崎が何を見ていたのかを必死に調べ、同じ時刻に同じ場所に立ってみた。
すると、向かいのビルの4階に、社員は帰り真っ暗な部屋の中で光る電光掲示板が見えた。それは、部屋の奥に設置された24時間世界の金相場情報を流し続ける電光掲示板。
そして、その日の金相場情報をチェックすると、ニューヨーク市場、ロンドン、チューリヒ、香港とくるところが、「Shaki Castle」と出たとリュウ。
感想
またまた驚きの連続でした。
堺さん、真面目で優しい憂助と、強気な『F』と、野崎に想いを寄せるゲイのリュウの3役とは…!
野崎は、別班を調べるためにバルカへ行き憂助と出会い、別班の存在とテントの本質まで知った。しかし、それは全て核融合とシンシーの実態をつかむためだった。
そしてシンシーはテントのことを知りたがっている。核融合とテントにはどんな関係が?
あと気になるのが、野崎に電光掲示版で「Shaki Castle」とメッセージを送ったのは誰なのか、です。ドラム?もしかして、新庄とか?
いづれにしても野崎、ピンチ!
別班員4人も気の毒…。憂助に撃たれ今度は拷問。早く救出して欲しいし、個人的には、黒須の活躍が見たい。
しかし、予告では指令が「5名の奪還は断念します」と。
どうなってしまうのか…。
